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2024年04月11日19:12

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漫画「たまのののののちゃん」「神州コウケツ城」

今朝相棒を見送ったので、いつものオタク日記に戻ります。見た作品は早く書いておかないと忘れてしまう。

二作とも岡山のSF仲間から情報を得て通販で買った。当地の本屋で遭遇することは有り得ない本なので、仲間の絆はありがたい。

「たまのののののちゃん」作:いしいひさいち
ジャンプの「ボーボボ」や「PPP」並みに読みにくいタイトルである。岡山県たまのの市に住む小学生ののちゃんと一家が織り成す四コマ漫画だ。
朝日新聞の「ののちゃん」と同じキャラクターだが、みんな岡山弁を使っている。ローカルネタが多いので、ある程度地元を知っているほうが楽しめるけど、知らないと理解できないほど狭い内容ではない。ほんのり黒くて笑えるいつものいしいワールドだ。ののちゃんの「昔は子供が多かったの?」という問いに、おばあちゃんが「トシヨリの数見たらわかるやろ」と返す。わんさと生まれた子供が今は年寄りになってるんだな。当たり前のことだが、言われるまで気づかなかった。
巻頭の「岡山沈没」は自虐系郷土愛が楽しい。周辺に嫌われている岡山人は、難民になっても拒否される。今の世界は誰が難民になるかわからない。★★★★

「神州(絞頁)(結頁)城」原作:国枝史郎 漫画:石川賢
コウケツ城と読む。原作は戦前の伝奇小説だ。
石川賢ならあっという間に読めるだろうと思いきや、ボリュームと書き込みが凄くて読むのが大変だった。
富士山麓にあるコウケツ城では、人の生き血を絞って妙薬を作ったりエネルギー源にする。城内の残酷描写もさることながら、登場人物のほとんどにドロドロした因縁が絡んでおり、中毒しそうだ。織田信長や武田信玄が攻略を試みる。人力戦車が素敵だ。

霧に包まれた城とかゾンビ兵士とか、アイデアが今日的なのに感心する。読みやすくはないが面白い。ストーリーは未完だ。この話、終わらせる気があったのかよ。★★★★
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