江戸川コナン・その2【「あの事件」との犯人像も酷似】

■おことわり■

本件、事故か、第三者の関与があったのか、まだ結論は出ていない。大部分の方が事故と見做しており、警察も消防もその線で名目上は調べ、マスコミもそれに基づいて報道を続けているようだ。

当方は事故も全く否定していない訳ではない。それもひとつの解釈である。

しかしまだ事故とは言い切れないのではないかという視点からその1に続いて、その2も限られた情報を用いて、考察を試みている。個人的な感想になるが、調べれば調べるほど、寧ろ第三者の関与が濃厚な事例だという思いを強くした。

手前味噌で恐縮ですが、その1はこちら

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983413473&owner_id=58808945

特に犯人像まで小倉美咲ちゃんの事件と酷似している事には薄気味悪さすら感じざるを得ない。

それでは本題に移ろう。

■ふたりの犯人はシリアルキラーか■

水嫌いの朝芽ちゃんがわざわざ靴、靴下を揃え、河川に入っていく事は考えにくい。しかも「両学」(注・朝芽ちゃんは発達が他の子と比較し、極めてゆるやかな子だったらしい)
の生徒さんだったことを思えば、冒険モードにスイッチが入ったから、母の言いつけを破り、行きたいところに行ってしまったという解釈も考えにくい。

となれば第三者の関与の可能性が高くなって来る。但し16時半頃、母親の友人が朝芽ちゃんの家から約1.2kmほど離れた別の公園でキックボードを見つけており、「立てかけてあった」という。

第三者の関与があったとしたらだが、このふたつの事件、メッセージ性が強いかもしれない。よくよく見ると、確かに共通点が多いのも確か。

◆事件の共通点が多く、同じような子ども、タイプ
◆日時は異なる・・・しかし本件と小倉美咲ちゃんの事件は日付が限りなく近い。
◆犯行が一定を置いて行われている
◆犯人は我々の社会に溶け込んでいる(所帯持ちの場合もアリ)

これらを満たす犯人をアメリカのFBIでは2005年のシンポジウムで「シリアルキラー」と名付けた。このシリアルキラーについて、興味深い数字がある。

●57%が成人になってもおねしょをしていた。
●99%が人間に虐待する前に、動物虐待をしている。
●70%が幼少期、思春期に頭部に傷を負っていた。

数字以外にも、次のような傾向もあるという。

●IQが高い人が多い。
●アルコールもしくは薬物依存の人がいる家庭、または児童虐待、DVが珍しくない家庭で育つ。
●引っ越しが多い。
●孤独
●ネグレクトの傾向が強い。
●のぞき見が好き、フィティシズムの性質あり

勿論FBIが捜査対象にしている相手の国籍多くがアメリカ人なので、このあたりは考慮すべきだ。実際、アメリカのシリアルキラーは単独犯だけでなく、女性の単独犯、コンビやカップルといったパターンもあり、結構複雑だ。

またシンポジウム後、犯罪心理学の研究者たちは日本人にシリアルキラーは稀だという意見も多々ある事から、犯人が外国人の可能性は否定出来ない。

しかし茨城県境町一家殺傷事件で逮捕された、岡庭由征のように、逮捕から10年前は近所でも有名な、猫をいたぶり殺すのが趣味とする少年だった場合もある。

2つの事件に共通点は多く、一定の間隔があると言いつつ、年こそ異なるが、発生日も美咲ちゃんは9月21日、朝芽ちゃんは9月23日だ。当時の年齢は共に7歳。髪型まで黒髪ショートヘア。

なぜ間隔が開いたのかといえば、新型コロナウイルス禍があったからだとするならば、一応の説明はつく。社会に溶け込んで暮らしているのであれば、さしもの犯人も外出を自粛していた可能性が高い。

シリアルキラーには7つのタイプがあるとFBIがシンポジウムで分類している。

(1)幻想タイプ:神・悪魔だったり、社会に溶け込めない人物
(2)ミッション系:主義主張(常人には理解し難い)で犯行に及ぶ人物
(3)快楽主義系:殺人によって、スリル・快感を覚える人物
(4)性欲:犯行が及ぶにつれ、次までの犯行が短くなる、更なる刺激を求める傾向を持つ人物
(5)衝撃自己権勢欲タイプ:手紙、メッセージ性を好み、ひけらかすことで周囲に対し、スリルを面白がる人物
(6)快適な生活を求めるタイプ:身近の目の上のたんこぶを抹殺することで、自己を正当化する人物(なお、このシンポジウムでは家族殺し、親類殺しによく見られると分析されていた)
(7)力の誇示を求めるタイプ:(5)と似ているが、被害者に対する誇示が優先される。

日本でシリアルキラーは稀有だが、いない事もない。

宮崎勤などは(3)か(4)だろう。(4)が強いかもしれない。ターゲットとなる女児を直ぐに殺害している。また、これが最も恐ろしいのだが、どのタイプも人を殺す事に全く罪悪感を持っていない事、逮捕されることもそれほどビビっていない事である。

残念ながらご遺骨となってしまった小倉美咲ちゃん、まだ生存していると信じたいが、南朝芽ちゃんの場合はどうか。実例で見てみたい。

■2つの事件の犯人像は(5)のスリルを楽しむタイプ■

▼小倉美咲ちゃんの事件の場合は2年間、遺留品ひとつ発見されなかった。

▼ところが2年後、まるで降って湧いたかのようにご遺骨、遺留品が出て来たのである。

▼なぜ見つからなかったのかといえば、犯人がばら撒いたからと考えるのが妥当ではないか。

▼その理由は(5)にあるようなスリルを味わいたかったからではないか。

なぜか。

コロナで行動が大きく犯人も制限されていたため、性欲を発散する術がなかったが、今年の五月の連休は例えば東京駅でも「ネズミーランド」の袋をぶら下げている家族が後を絶たないほどで、社会通念としては新コロはフェードアウトしていないのだから、人々はほっつき歩く事は控えるべきだと分かってはいても、欲求としては「もういいだろう」という事で、多くが公共交通機関を利用し、人の集まるところに外出していた。

▼新コロがピークアウトするのを見て、犯人も「もう良いだろう(=再犯するか)」と考えた。

▼手始めに、犯人はこれまで発散出来なかった欲求を発散すべく、ばら撒いた。

▼身勝手で腹立たしい話だが、「あの感動をもう一度」という訳だ。

▼目論見通り、大騒ぎとなった。

・・・

後は皆さまのご存じの通りだ。

しかしこれをやるには相当のリスクを伴うが、それが実現出来ているから、犯人のIQは宮崎勤よりもずっと高い。但し、宮崎家ほどおカネ持ちではない。おカネ持ちであれば、風俗に行くなり、発散出来ているだろうから。多分小倉美咲ちゃんの事件が初犯のはずだ。

だから幾ら警察は過去の性犯罪者(出所した人も含め)を洗い出しても全く出て来なかったのである。当初デイリー新潮あたりによれば、神奈川県相模原市に住む性犯罪歴のある人物を県警が疑っていたが、有無を言わさぬアリバイが出て来たので、諦めたという。

タイプ(3)もしくは(4)の宮崎勤の場合はマスコミに達筆な今田勇子なる筆名で犯行声明を送り付けた。しかしこうした事は小倉美咲ちゃんの場合も、本件もやっていない。やる事で犯行が確定してしまう事は確かだ。繰り返しになるが、シリアルキラーは逮捕を全く恐れていない。保身でこのような事をしている訳でもない。

ではなぜこのような手の込んだ事をするのか。

それは事件か、事故かに周囲を惑わし、そのスリリングさを面白がるタイプだからだろう。

これが当たらずとも遠からずな犯人像なのではないか。

■靴と靴下を整然と並べた事は何を意味するのか■

ここで事件現場に戻りたい。幾つかあるが、あの朝芽ちゃんの靴下、靴の発見現場だ。幸いにして、朝芽ちゃんの母親は正直な人で良かった。躾の悪い家だと指摘されるのを恐れ、つまらない見栄で

「いや、うちの子はちゃんと靴を揃える子です。」

と証言されてしまったら、話は余計ややこしくなったはずだが、それはなかった。松戸には知り合いが何人もいるし、何度も行った事がある。そこのご近所さんも総じて余り気取らない人たちが多い。決めつけは禁物だが、朝芽ちゃんの母親のように、そのような方が多い印象はある。この点は非常に幸いした。

母親が朝の4時に江戸川の河川敷を見に行った時には靴、靴下はなく、松戸署の方たちが10時台(注・拙稿ではこのコーナーは全て24Hで表記しているのでご承知おきください)に捜索した際に見つかったのである。

犯人像から、犯人は自己顕示欲から行なったのではないかと最初は考えた。

「これは事件だと分かったら、解ける奴は解いてみろ。」

と。しかし自分は台風の存在を甘く見ていた。

・・・これは率直に認めざるを得ない。

住まいが東京都の米軍横田基地周辺なので、こちらではそれほどでもなかった。基地のお隣の埼玉県入間市、所沢市では晴れているところもあったぐらいなのだ。

一方、東京都東部、千葉県北西部は避難している地域もあったのだ。そう考えた場合、犯人はここしか置ける場所が無かったと考えることも出来る。或いは川と勘違いして置いただけなのではないか。寧ろこちらの方が自然かもしれない。

ところが警察が捜索を開始したものの、10時過ぎには20mも水が退いてしまっていたため、川から離れてしまった。これに多くの人は振り回されているのかもしれない。

このあたりに犯人の土地勘の程度が垣間見れて大変興味深く感じられる。

次回は皆さまにマスコミのあるニュース動画をご覧頂きたいと思います。

ひょっとするとこの人は参考人かな・・・?と思われる人が映っているので、考察を試みたいと考えております。

最後まで御覧頂きまして、ありがとうございました。

(続く)

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(時事通信社 - 10月05日 20:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7137281