mixiユーザー(id:22942022)

2021年08月15日08:42

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週記560 多面性

 今回の東京オリンピックについてはSNSやTV報道などで批判的なコメントが多いからか、一種のタブーのようにか使われていて、知人同士の会話でもなかなかフラットに会話しづらい雰囲気があるように思えます。

印象としては新型コロナのワクチン摂取にまつわる世の中の息を潜めたような対応に似ているように思えました。

ここで個別のオリンピックの視点についてレビューすることはしませんが、こういった一連の社会の反応について思ったことについて忘備録として書き残して置こうと思います。

 さて現代というのは個人のメッセージが世界中のどこにでも届くようになりましたが、一方でそれに対して集団的に反応することもできるようにもなっています。

例えば、政治的な意見だったり、みんな(表面的な発言者たち)が良いと言っていることに対して疑問を投げかけるような意見というのは、もともと意見を表明していた人たちにとって目につきやすく反応しやすいものです。

よく炎上と表現されますが、上記のようトピックではそういう現象は簡単に起こるわけです。

 上記の話を少し抽象化すると、賛否が分かれるトピックについて個人が意見表明するということは集団による個人攻撃の的になりうることを示しています。

どうやら今回のオリンピックやコロナワクチン摂取は日本ではそういった類のトピックになっているようです。

海外ではどうかはわかりませんが、こういった精神的抑止が社会的に働いている状況はあまり好ましくないですね。

怒り出す人がいるから喋らないよりも、いろいろな視点があることを前提として対話することのほうが生産的です。(私達はもっと良い議論ができるはず)

 私は社会にあるトピックについては意見に触れる前に、前提として複数の側面があることを意識するようにしています。

2面的に捉えるなら、メリット/デメリット、より多面的に捉えるなら、機能的側面と人間的(体験的)側面のそれぞれのメリット/デメリットのように切り分けて、少なくとも今自分が接しているのはそれらのほんの一部であるという意識を持って見るようにしています。

というのも、人間というのは心理学的に物事をシンプルに捉えがちになる傾向があるからです。

 例えば、上昇する点の連続を見るとそこに直線を引きたくなったり、物事の本質はたった一つの切り口で理解できる(FACTFULLNESSより)と思い込んだりするようなものです。

そういったシンプルが本質だという前提に立って物事を見ると、理解の難しい多面的な問題ではなく、自分好みの平面的な問題としてシンプルで強い意見を表明しやすくなりがちです。

特に政治系のトピックというのは極めて多面性が多く、目に見える意見がすべてを説明していないことがほとんどですので注意が必要です。

 少し話が膨らみましたが、議論を集約すると、以下のようになります。
・SNSで個人の情報発信がしやすくなったと同時に、集団から個人へのアクセスもしやすくなり、センシティブなトピックは個人から出しにくくなった(気がする)
・とはいえ、本質的には議論にタブーは置くべきではなく、物事の多面性を意識しながらフラットに議論していくべき。

以上

【最近のGratitude】
・Vaccination
This week I finished 2nd vaccination. The side effects of vaccination was harder than 1st one. I had a fever and headache for 2 days after 2nd vaccination. Now I get some immunity! Of course I know this immunity isn’t perfect, but it become too much better than no vaccination.
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