「湖の女たち」 吉田修一、新潮社。
本日3冊目。
私にとっては久しぶりの吉田作品なんですが、なんか全ての事件・話が中途半端なまま終わってしまった感じだな〜。
登場人物たちに肩入れできないのは単純に好みの問題もあるが、主要な話について中途半端なまま終わったことに関しては事実だと言っていいと思っています。
中途半端に終わっても悪くない作品もありますが、事件への執着(私の中では執念ではなく執着)をラストで描いていたのが唯一の拠り所で、色んな話に触れた割には、小さくまとまってしまった感じがしました。
それにしてもこの二人の関係性は、何故広く知れ渡らなかったのかな?ここも解決しないまま終わっちゃいました。
100点満点中68点。
ログインしてコメントを確認・投稿する