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2020年11月15日09:26

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週記521 戦略

 今回は新しい部署での働き方について少し深く自分の中での考えを整理していきたいと思います。

次の部署で担うべきミッションは社内業務の根本的なDX(Digital Transformation)です。

前々回の週記では大まかな心構えについて書きましたが、ここでは工場で見てきた状況を踏まえて本社部門として何をしていくべきか、戦略を考えて行きます。
※ここで戦略とあえて書いたのは日々の業務の喧騒から一歩離れて”何をすべきか”にフォーカスして考えるためです。戦略は戦術ではひっくり返すことができませんから。
※※DXを考えるためには複数の切り口があり、それをここで書いていると大変な量になってしまうので、ここでは本社部門として工場のDXをどうやって達成するかにFocusして考えていきたいと思います。(self brain storming)

 まず、DXにおける工場共通の課題としては以下のポイントがあると思います。
・データ管理/蓄積体制の不十分さ
・データ解析人材の不足
・Visionの欠如

また同時に、工場経験をして思ったのは上記の課題を解決することは工場内部からは難しいということです。

工場内部にDXをやるだけの部署があるなら話は別ですが、通常の操業・開発業務といった実務を行っている人間からすれば、現在の仕事のやり方を根本的に変えることを視野に入れた取り組みに踏み出すことは並大抵のことではありません。

上記の課題を解決するためにはそこらへんの内部的なハードルの高さを低減していく必要があります。

 ではそれをどうやって本社部門が支援していくかを考えたとき、以下のようなアプローチがあると思います。
・工場幹部を含めたタスクフォースを作り、工数をとって計画的に業務改善を進める
・教育/啓発/交流を行うコミュニティを作る

注意しなければならないのは、これらは片手間でできることではなく、全力でやらなければ絵に書いた餅に十分なりうるものだということです。

というのも、自分たちが提案者として他の人と一緒にやる場合、仕掛けから運営まですべてフォローしていく必要があります(フォローが必要ないような人たちが集まっていればそもそも、それを企画しなければいけない状況にはなっていません)。

つまり、何をするにしてもかなりの発信力+フォローする意思を持って行動していく必要があるということです。

 ただ別の側面として、最終的に工場側が自律的に新しい仕組みを維持・運用していってもらえるようにする必要もあります。

ここらへんは駆け引きというか社内政治的な要素も含んでいていち担当者レベルでは対処が難しいところもありますが、それもDXのいち要素なのでうまい立ち回り(お膳立て)が必要です。

 上記のようにいろいろ考えていくと、最終的に自分が向かうべきは技術ではなくマネジメントと人間関係に収束していくようです。

工場で働くことはハード(物理的なもの、製品や機械)に働きかける仕事がほとんどですが、間接部門ではソフト(情報や現場で働く人間に働きかけること)な仕事がほとんどです。

当たり前ですが、ハードに働きかけるように間接部門の仕事をすれば、それは簡単に反発を生みます。

間接部門としての仕事の仕方を意識して次の挑戦に踏み出していきます。

以上

【最近のGratitude】
・For home
After came back to Tokyo, I have stayed three homes. Now, most of day I come back to my parent’s house. During there days, I noticed that living with family is good, I feel some safety.
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