展示室に掲げられている散文もよかった。
エッセイ集『どこにも属さないわたし』とか
詩集『うみのこ』とか読んでみたい。
イケムラレイコ〜土と星〜
@国立新美術館
国立国際の常設でテラコッタ作品をみたばかり。
今はドイツで活躍する作家(1951-)の全体像を見たい
と思って行きました。
構成はモチーフ別になっていて、 撮影可能なポイントもいくつかありました。
1.プロローグ
2.原風景
3.有機と無機
4.ドローイングの世界
5.少女
6.アマゾン
7.戦い
8.うさぎ観音
9.山
10.庭
11.木
12.炎
13.地平線
14.メメント・モリ
15.コスミックスケープ
16.エピローグ
なんと多彩な。
スタートとしては新表現主義とのことで
海外では《イケムラ&ノルデ》《イケムラ&ルドン》
といった 参考文献もありましたが
それにおさまりきらないというか。
最近描かれている3幅対の巨大絵画(15章コスミックスケープ) などをみるとどこまでいくのかなという感じでした。
国立近代美術館の保坂さんも下半分の作品(東海道-始原-東海道)について図録に 「形式としてはトリプテックの脱中心化を試み、意味としては ”始原”という物語の脱構築を図っている」という考察を載せていらっしゃいます。
様々な方面への触手を伸ばされているのはわかりましたが呆然とした頭で会場をでるとき
ふとエピローグの最後のことばが目に入りました。
「我々のプラネット」
あ、そうか。だから「土と星」なのか。
4月1日まで。
http://www.nact.jp/exhibition_special/2018/Ikemura2019/
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