mixiユーザー(id:52013297)

2018年03月26日18:46

132 view

椿の伝説

フォト

青森の伝説によると~
北前船の船頭は、青森の港の女と情を交わし「来年も必ず来てね、お土産に椿の実を持ってきて欲しいの」と頼まれた。
椿油は当時最高の女性の化粧品だったからだ。
その後、あっという間に三年が過ぎ、男は約束の椿の実を積んで青森の港に向かった。
着いたときはすでにとき遅く、女は毎日丘の上に立って船の来るのを待っていたが、そのうち見捨てられたのだと思うようになり、絶望してその丘から身を投げたという。
あわれな女の墓は、その丘の中腹に沖を望んで建てられていた。
男は、持ってきた椿の実を蒔いてやった。
すると数年後、椿は見事に成長し、春には赤い花をつけ、丘を彩るようになったという。
6 11

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する