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2018年04月01日18:26

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歪な日本の住宅市場を逆手に採った購入計画

■マイホームブルーに陥る人たち「契約した途端怖くなりご飯も食べられない」「生きてきた時間より長い間ローンを払うって不安」
(キャリコネ - 03月31日 08:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5050664


■歪な日本の住宅市場がこのような苦悩を生んでいる■


 この記事で言っている「ブルー」とはローン地獄で先が思いやられる・・・という意味だろう。

 他の先進国では余程リスキーなスラム街で無ければ、住宅の資産価値は上がるのが普通だが、日本では新築も有無を言わさぬ高級一等地で無ければ、10年後は資産価値は購入金額の10%以下にまで下がる。多分それが購入の二の足を踏ませているのかもしれないし、購入すればしたでまた悩むことになるのだろう。

 更に歪なのは日本の住宅市場に出回っている住宅の割合で、65%くらいが新築である。一方、米・欧・加・豪州などの主要国ではこの割合が大きく反転し、住宅市場といええば、消費者は大抵中古住宅を連想するのだ。

 先進国の主要国では黙っていても、中古住宅すら資産価値は上がる。しかし日本は新築すら10年後は資産価値は限り無くゼロ。こういう状況だからいざ買ったら買ったで、苦悩がたくさん出て来るのである。

■ツールとして観た場合の住宅購入計画■

 この歪さを逆手に採った方法がある。

 日本の場合、新築すら10年後の資産価値は10%以下になるのだから、中古住宅は二束三文ということになる。ならばいっそ、資産ではなく、ツールとして考えた方が良い。
 
 ツールとして考えれば、そんなに高い住宅は要らないということになる。新築ではなく、良質な中古住宅をリフォームして住んだ方がはるかに安上がりである。固定資産税も安い。住宅ローン減税にはありつけない場合も出て来るが、不動産取得税も安く、25年を経過している住宅ならば、状況によっては免税、という場合もありうる。

 その代わり、資産として考えないから、60歳までに払いきれる住宅で無ければならない。60歳までに払い切れれば、喩え高卒の初任給以下まで年金を減らされたとしても(そうなる可能性は大)、家賃が無い分、逆に良いツールになる。

 もし35歳以下で、500万円を頭金として貯めているのであれば、東京郊外でも25年ローン、ボーナス無しで毎月家賃として払いきることが出来るはずだ。

 或いはもっと余裕があれば、それを人に貸して、自分達はどこかアパートに住むというのも良いかもしれない。

 病気になって払えなくなったらどうしよう、という方もいるかもしれないが、実は住宅ローン保険(会社によって、名称はさまざま)という商品があり、この商品はローン返済期間中に限り、癌など三大成人病に罹った場合、医師の診断書ひとつでその時点で住宅ローンがチャラになるものである。

 購入時にしか加入出来ないものが殆どなので、お調べ頂ければと思う。だから実のところ、そんなに心配することは無いのである。

 他にも更に良い方法があるかもしれないが、昭和末期〜平成初頭のバブル期のような、家=資産、という考え方はとうに終わっているのは確かだろう。

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