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2015年10月04日07:32

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綿の実

民俗公園には毎年、綿が植えられます。アオイ科ワタ属なので、アオイの小型版の花を付けます。
この時期、綿の実は硬い殻が弾けて、中から真っ白な原綿(コットンボール)が飛び出してきます。見ると、つい触れたくなります。ふわっとした感触が返ってきす。

これを見て不思議に思うことがあります。木になっている状態は、布団の中の綿と似た雰囲気です。
ならば、雨が降れば丸出しになっているので思いっきり水を含んで重たくなって、枝で支えられないはずですが、地面に着いてしまうことはないです。何故に?
油分を含むか、撥水状態でガードしていると思われます。
綿の製造工程を詳しくは調べていませんが、脱脂綿やシャツなどに利用するときはそのガードを外すのでしょう。コットンボールの中には種があって、これを絞れば綿実油が採れる、有用な植物です。

綿はインドやメキシコが原産とみられ、昔、ヨーロッパで綿と言えば羊の毛でした。たとえば、ギリシャ人は木綿を知らず「インドには羊がなる木」があると噂されていたらしいです。凄い木ですね。
もっとも、ここ日本では「金のなる木」の噂は今も絶えませんが…

今日のカットは、綿の殻に割れ目が入った状態をモチーフにしてみました。言い訳ですが、本物を見たことがない方には少々分り難いかも知れません。

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