『ドイツの世界的な児童文学者(エンデ)は、生前、環境破壊を、生まれてくる世代に対する戦争、いわば第三次世界大戦であると言っていた。容赦なくその戦争を進めながら、大人たちは自分にこう言い聞かせて良心をなだめるのだと、エンデは続けていう。「私た
『学校の始業や入学の時期を変える「9月入学」の2020年度、21年度の導入が見送られる。安倍晋三首相が意欲を表明して機運が高まったが、与党内から慎重論が相次いだ。減収世帯への30万円給付案の撤回をはじめ、首相官邸が方針転換を迫られる場面が増
『原油価格の低迷が続く中、ニューヨークの先物市場で、1バレル=マイナス37・63ドルを付けました。売り手が買い手へ代金を支払う異例の事態です。先物を買って持ったまま取引最終日になると、現物を引き取らなければなりません。現物を引き取るには、貯蔵施
『人類に火を与え、文明を大きく発達させたプロメテウス。ギリシャ神話のそれは一方で武器をつくり、人間に争いや苦難をもたらす科学の戒めにも、自身を隠したまま、他人に危害や言葉の暴力を浴びせる。利便性の向上とともに被害の深刻さも増しています。こう
『重太郎(竜馬の兄。引用者註)の攘夷思想は、当今はやりの水戸学から来たものである。神州思想というやつだ。一民族の居住地を神の縄張りとみ、神聖とみ、異民族が足を踏み入れると穢れる、という土俗思想は、なにも日本に限ったことではない。ニューギニア
『まずは、自分が飲んでいる量を記録しましょう。「ドリンク」という飲酒量を測る単位を使うといい。アルコール10グラムが1ドリンク。一日何ドリンク飲んだか、できたら体調や飲んだ時の状況も。ノートなどに書いてもいいし、便利なアプリもある。一週間ごと
『アインシュタイン博士の一般相対性理論によると、重力の強いところでは時間がゆっくりと流れます。今回、スカイツリーの地上階と高さ450メートルの展望台に二台の時計を設置し、その進み方の違いを測定しました。その結果、展望台の時計が、地上に比べて1秒
『英紙「ガーディアン」(3月29日付)は、「(新型コロナウイルスに感染し生還したイギリスのポリス・ジョンソン)首相(「社会というものがまさに存在する」と発言)は、彼の保守派の先祖であるマーガレット・サッチャーによる○○誌での発言を否定した」と
『(Fさん・51歳をめぐって)・腎機能の低下による週三回の血液透析。立ち止まると倒れそうになるので杖が欠かせません。「なんとも言えないだるさ」・「透析患者は、免疫力が低下しているため新型コロナ感染症の重症化リスクが高く、必ず定期的に病院に来
『ひどいうつ病の男がいた。もう死にたくなって電車に飛び込もうとしたが、痛そうなのでやめた。ビルから飛び降りようと思ったが怖くてやめた。首をつるのも苦しそうだ。そこで、何も食べずに餓死することにした。ところが、3日、4日と食べないうちに、不思
『普段、筋肉痛や肩こり、腰痛など体に疲れを感じた時は、2〜3日は運動をせず休息をとったり、マッサージや整体などでケアをすると思う。しかし、体の内側にある内蔵に対してはどうだろうか。毎日、朝から晩まで3回もの食事の時間があり、さらに食事と食事
『思考を支配する脳細胞も、実に60%が脂肪、すなわちアブラなのです。日常生活で呼吸をしたり、食事をしたりするだけで、無意識のうちに取り込んでしまう有害物質は、細胞の中で「脂肪毒」として全身の細胞、すなわち皮下脂肪だけでなく、脳細胞にも蓄積して
『この半世紀くらいは、新しい感染症が次々と出現しています。エイズ、エボラ出血熱、SARS、今回の新型コロナウイルス感染症などです(厚生労働省によれば、ここ30年の間に少なくとも30の感染症が新たに発見されています)。なぜそうなるのか。一つの背景
『新型コロナウイルスによる経済活動の停滞が、世界に物価の下落をもたらしている。日本では緊急事態宣言が39県で解除され、各国でも人の往来や生産が戻りつつあるが、いざ経済活動を再開してみると消費が鈍い。解雇や賃下げによる個人の収入減が購買余力の
『腕を後ろに引くよりも肘を後ろに引く。肘を引くことがなぜ大事なのかと言うと、肘を後ろに引くと肩甲骨が動くからです。つまり動かしたいのは実は腕ではなくて肩甲骨なのです。肩甲骨まわりは、全身の中でも筋肉が多いところ。その大きな筋肉を動かしながら
『中高年で大事なのは筋肉を鍛えることの前に、つまずいたり転んだりしないように、地面の凸凹や道路わきにある段差、家の中のカーペットのヘリなど、普段歩いているときに直面するちょっとした変化に、筋肉ではなく神経を使ってうまく適応して歩くことです。
『歩くことでパノラマのように次々と、目の前に展開する出来事を楽しむことができる。「展開する出来事」はすべて情報。その情報を楽しむことは、生きていることの証でもある。歩くとなぜ脳が若返るのか。一言でいえば、人間の足と脳は直結しているからだ。』
『もしかしたら今も家にいる子供たちは、ボーッとしていたり、だらだら動画を見ていたり、無駄な時間を過ごしているように見えるかもしれません。しかし、子どもは「本当にこのままで良いのか?」とあれこれ考えていると思います。大人はつい「〜しなさい」と
『種苗法は、新しい品種の開発者の知的財産を保護し、市場への流通を確保するという趣旨の法律です。改定案は国が認めた「登録品種」について農家の「自家増殖」を禁止します。「自家増殖」は、購入した種子・種苗を栽培して得られた種子・種苗を農家が採取し
『・人間は乳幼児などの児童期、けがや障害、高齢期など様々な場面で誰かに依存し、また依存される存在です。この依存関係が保育や介護などのケア(世話、管理)行為を必要とし、それによって個人の尊厳は保たれます。・医療は市場メカニズムの議論がなじまな
『◎民主主義の対義語は、私は「沈黙」だと思う。沈黙すれば大きな声によってルールは作られます。勇気を振り絞って声を上げる人がいれば、私もそう思うと言って支えあうのが民主主義の第一歩です。沈黙の先に願いはかないません。つながり支えあう。連帯して
『IMFによれば、「感染症の拡大が世界的なパンデミックにつながるとの恐れを市場参加者が抱き始めた2月半ばに、かねてから割高水準にあった株価は急落」し、投資家の持つ元手よりも巨額の投資ができる(レバレッジのかかった)金融派生商品(デリバティブ)な
『・大切な人ががんになることで、家族の人生も様変わりします。「かけがえのない人がこの世からいなくなってしまうかもしれない」ということは、受け入れ難いことでしょう。また、その人を支えるために家族が負わなければならない物理的、心理的な負担も並大
『新型コロナとのたたかいは長くなると思います。これから冬を迎える南半球は、貧困や医療状態が悪い国が多く、感染拡大の可能性が高いです。そこでウイルスが変異して北半球に戻ってくれば、キャッチボールのような事態になります。まさに人類への警鐘だと思
『最も楽観的な見方は、インフルエンザウイルスのように、気温が上昇すれば、ウイルスが活性を失って感染者が出なくなるケースです。しかし新型ウイルスは気温とは関係がなく、突然活性を失うことはなさそうだし、たとえそうなってもいずれまた活性化して感染
『濁っていたベネチアの運河は透き通り、スモッグでかすんでいた中国やインドの空はすっきりと。皮肉なことにコロナ禍で世界の経済活動が凍る中、各地で環境の変化が見られます。もちろん一時的なもので専門家は終息後の揺り戻しや温暖化対策の棚上げを懸念し