今年読んだ本は70数冊、月にだいたい6冊程度のペースというのは例年とさほど変わらなかったが、小説の冊数がやや多い一年だった。 上半期は特に、山田風太郎の『八犬伝』読書会を行うにあたり、曲亭馬琴の南総里見八犬伝の世界にどっぷりと浸かり、今や八犬伝

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昨夜から今朝にかけてのＴＶのスポーツニュースで、スケートのNHK杯やジャンプの葛西選手の話題に交じって、サッカーの「Ｊ１昇格プレーオフ」なるものの奇妙な出来事が取り上げられているのを見た方もおられると思う。昨日の午後、静岡県磐田市のヤマハスタ

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「杉並たてもの応援団」によると、区内にある大正〜戦前に建てられた歴史的建物のうち、三分の二にあたる400棟以上が、この20年の間に解体されたという。今年の春、杉並区郷土博物館の分館で『杉並たてもの応援団が選ぶ　街角の名建築』という展示会があり、

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数年前に、京都西本願寺の近くに龍谷ミュージアムというのができるというニュースを聞いた時には、胸を躍らせたものだ。本願寺、いや浄土真宗それ自体が、私にとってはまず第一に、大谷探検隊の母体、だからである。そして、第二、第三というのはほぼナシとい

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東京は夜から雨風ともに強まり、夜間は暴風雨となるでしょう・・・・と天気予報がいうので、なら昼間早いうちは大丈夫なんでしょう？とばかりに、月曜の祝日は、朝まともな時間から上野に出かけた。東京国立博物館（東博）で、「東アジアの華　陶磁名品展」と

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わたくしは根がマジメにできているものだから、我が国の戦争、特に太平洋戦争について書かれた本をちゃんと読まなきゃな、という想いが数年前から強くなってきている。（ちなみに昭和２年生まれの私の父は、特攻隊の生き残りである。）集英社が戦争をテーマに

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16回目を迎えた我が家での小さな読書会。今回は栄えある午年を言祝いで、馬に関するテーマを選んでみた。だってわたくし、丙午のウマれなんですもの。犬の次は馬、というわけ。（それにしても『八犬伝』に出てきた名馬・青海波はカッコよかったなぁ。）馬に関

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もはや過ぎてしまったことではあるが、先週末に旅した北海道、それも釧路のある道東は、台風11号だか12号だかのものすごいパワーに大きな影響を受けた。木曜日の朝に単身出発して、相棒とは夜に札幌で合流、帰りは日曜のフットサルの試合の後で相棒は一足先に

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夏休みを釧路で過ごした。日曜日にフットサルＦリーグ、エスポラーダ北海道対フウガドールすみだの試合が釧路の「湿原の風アリーナ」という素敵な名称の体育館で開催されるため、昨年からフウガのサポーター稼業を開始した身としては、これは行かずにはおられ

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いよいよＷ杯が開幕する日。煽り記事でも読もうと思って新聞を広げたところ、下段の書籍広告に、こんなものが出ていた。『ポジティブ・レフェリング　ファウルが減る！ ゲームがおもしろくなる！ 驚きのサッカー審判術』http://decoshop.shop29.makeshop.jp/s

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　おちひさい麗玉の如き大谷武子姫は、いとも健やかに成長されました。峻麿（たかまろ）様は東京の學習院にゐられましたが、姉君の文子姫を初め、嶺麿様は七歳、惇麿様はお三つ、徳麿様はお二つ、お姉さまとお兄さまのお四人が、侍女にかしづかれ、お乳母に抱

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グラウンド中央でボールを受けたセンターバックの吉田麻也が、そのまま敵味方を引きずるようにして敵陣に向かってドリブルを開始した。速い！追いすがる敵を振り切って、吉田はゴールに向かう。マヤ！、来い！来いっ！麻也がヘディングで、ボールをゴール右隅

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その日私は仕事を終えて帰宅すると、家にあった残り物で夕食を済ませ、翌日のトレーニングで着るユニフォーム類の支度をして、書きかけの日記を仕上げてUpしてから、ジーンズと適当なTシャツに着替えて、買い物かごに財布や鍵をつっこんで、20分ほど先の隣町

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・・・と、いきなり言ってしまおう。間もなく開幕する、ブラジルワールドカップ。大方の予想では、優勝最有力国はブラジル、そしてスペインの連覇がなるか、代表チームでようやくゴールを量産し始めたメッシを擁するアルゼンチンもファイナリストになるのでは

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「お前さん、挿し絵を描いてくれんのか」「おいらはやらんよ」「お前さんがかいてくれるなら、もう文句をつけんが」「とにかく、おいらはさし絵はもうやめたんだ」文化十年、江戸・飯田橋。『椿説弓張月』で当代一の読本戯作者となった曲亭馬琴が、弓張月の挿

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・・・というわけで、予想からは鈴木、塩谷、細貝が外れ、伊野波、清武、エヒメッシカモメッシ齋藤学が入った。http://www.jfa.jp/samuraiblue/news/00000776/細貝の不選考には大いに落胆したが、ギリギリまであのポジションにもう１名入れるかどうか迷った挙

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明日はいよいよ、ワールドカップブラジル大会の代表メンバー発表ということで、恒例の23人のメンバー予想をさっさと表明することにしよう。（近頃は誰に会っても「ヨシモトさんはブラジル行くんですか？」と聞かれ、答えるのが面倒くさくなってきたので申し上

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「アチックミューゼアム」のことを知ったのは、だいぶ前に池澤夏樹の何かの本を読んだときだった。渋沢栄一の孫である渋沢敬三は、戦前は日銀総裁なども務めたが、家業の国家的財界人として活躍するかたわら、趣味または学業として自宅物置の二階に小さなミュ

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鎌倉駅西口からタクシーに乗り込もうとした時、ひとつ後ろに、いかにもそれらしい二人連れのご婦人が並んでいるのに気がついた。「間違っていたらごめんなさい。もしかして源氏山に向かわれるのではありませんか？私、これからＴさんのお宅へ行くところですが

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スペインでは、当然のことながら、男の子が親から初めてもらうプレゼントはサッカーボールなのだという。コロンビアでもそれは同じだそうだ。というより、世界のおよそ半分の国は、だいたいこんなものだろう。ガリシア人エドゥアルドと、その弟で学期休暇で滞

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