今年開催された「イスラーム映画祭9」で、最後に観たのが『メークアップ・アーティスト』だった。これは劇映画ではなくドキュメンタリ、主宰者は「ポートレイト」と表現していた。舞台は、イランの南部から西部に向かって走るザグロス山脈の麓に住む遊牧民バ
イランとアラビア半島の間のペルシャ湾(アラビア湾)に、キシュ島という小さなリゾート島があるのをご存じだろうか。風光明媚で、穏やかな気候、地下水に恵まれ、有史以来交易で栄えてきたこの島は、一時ポルトガルの支配も受けたが、イラン革命前のパーレヴ
カザフスタンは旧ソ連の中央アジアで最も広い国であるとか、「コサック」の語源であるとか、ある年なぜかアジアサッカー連盟の傘下からヨーロッパに鞍替えしたとか、そういうことばかり知っているけれど、バイコヌール宇宙基地があるとか、セミパラチンスク核
毎年の開催を楽しみに待っているイスラーム映画祭、今年は極端な円安のせいで資金繰りがなんともならなかったようで、東京では週末だけの開催となった。それでも堂々12本の作品が上映されるので、そのうち5本、いや6本を観る予定でいる。『ハンズ・アップ!』