自分は幼いときから喧嘩ばかりしている。憎んでも憎みきれない奴もいた。でもある時を境に、少しだけ考え方が変わった。それは相手の環境を見るうちに、相手もそれ相応の問題を抱えている、そんなことが多いからだ。幼い頃、自分から金を恐喝しようとしたある
発達障害なのかな?そうやって自分に悩みをうちあけてくれる人がたまにいる。だけどそんなこと気にしなくていいよ。感受性やひらめきはそのぶん人よりすぐれているから。たとえば” I Iove you " を” 月が綺麗ですね ”って訳せる感性、素晴らしいと思う
真夜中、三宮についた。さすがに家出したのを後悔したのか、Mがとぼとぼついてくる。「・・どしたんならM?もう家が恋しゅうなってしもたんか?」とMに聞くと、Mはタイガースの帽子のつば越しにこっちへ顔をけ、むくれた。「恋しゅうなんてあるかいや!ボケ!
息を切らしてMと隣町まで走り抜け、ようやく隣の駅まで付いた。自分はMに「こっちにこいやあ・・」というと、一件の立ち飲み屋に案内した。そこはいぜんやくざのてっちゃん(記憶のいい人だったら憶えているだろう)に言われた場所で「・・腹がへったらここに
家出となると自分の方がクラスのガキ大将格のMより一枚上手だった。当時大阪のとある繁華街にいたが、大阪は下に行けば行くほどガラが悪く、自分は不良達に囲まれたこともある。「逃げるんなら上じゃなあ・・・」それを聞いてMは不思議な顔をした「・・なんで