mixiユーザー(id:3696997)

2008年11月20日10:29

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【音楽】North@Ericson/Accentus

一昨年にリリースされたnaive/アクセンタスの二枚組から。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/1385658

North - Finnish and Scandinavian Vocal Music

シベリウス: 私の心の歌,恋人,夢,歌いつぶした声
ラウタヴァーラ: 喜びながらぼくらは踊る,夏の夜,初めての悲歌
クーラ: 日の出,もう長いこと花が咲いているリンゴの木,私の恋人は美しい,わが子をトゥオネラに,おやすみ
ステーンハンマル: 3つの合唱曲 (9月,後宮の庭で,ああ、もしも孫息子がいたなら)
ヴィカンデル: スズランの王様,春の晩
アルヴェーン: 私たちの牧場で,晩
ニーステッド: おお、十字架よ
イェアシル: わたしの好きな谷
サンドストレム: 2つの合唱曲
ヴェーレ: ペトラルカの歌 第126番

エリク・エリクソン(指揮)、アクサンチュス合唱団

このアルバムは変わり種の二枚組で、どうしてこのような形態にしたのか真意は不明だがなかなか良い内容で聴き応えがある。一枚目は過去のAstreeレーベル時代から出ている一枚物のこれ http://www.hmv.co.jp/product/detail/151544 とほぼ同内容、二枚目はAssai Classicsというレーベルから出ていたこれ http://www.imusic.dk/item/0359749271821/scandinavian-choral-music-2001-scandinavian-choral-music-cd と同内容らしい。

エリクソンは合唱指揮の第一人者とされる人で、エキルベイの師匠ということになるが、たまたまアクセンタスとエリクソンの組み合わせで録られた二つのアルバムをオムニバス形式で合体させ、naiveが自レーベルのラインアップに加え直したという趣旨なのかも知れない。

全く知らない小さな曲がいっぱい並んだ玩具箱のようなアルバムだが、しかし、どれもがきらりと光る妙味を持った歌曲だ。シベリウスは知っているがこのような小さな歌曲を書いていたとは知らなかったし、初めて聴くラウタヴァーラと言う人の作品は清冽にして簡素、そして美しいメロディー・ラインが印象的だ。

前半は割とさらさらと聴ける曲が多いが、後半二枚目は中規模で宗教色が多少強い内容があったり、そして瞑想的またちょっと深刻な曲想や無調性に近いパートも混ざっていて聞き飽きない。サンドストレム:2つの合唱曲はかなり前衛的な作品で人間の声を楽器として歌わせているような刺激臭のある曲だ。

エキルベイで聴き慣れたいつものアクセンタスとはちょっと違う緊張感漂うコーラスはどこまでも透明で芯が強く硬質な響きだ。

【録音】
naiveレーベル、V5037、通常CD。録音は1999年1月と2001年9月とあるように元は別々の録音だ。前半はパリのノートルダム大聖堂で収録されていて冷涼感が強い細身の音質で残響も極めて長い。後半の音質は前半よりも残響が後退して聞こえるが、相違点はそれくらいで基本的な声の質は全く同じだ。しかし、本来は異なるレーベルでの録音なのにこれくらい違和感なく一つのアルバムに収まるのはちょっと驚き。音質は最新アクセンタスに負けないくらい優秀で、ひょっとしたら鮮烈感はこちらの方が上かも。こんな録音ばかり聴いていると他の合唱アルバムは耳が痛くて聴けなくなってしまう。
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