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2007年08月20日13:08

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【オーディオ】総括:マイナスイオン・ケーブル

マイミクのよっちゃんさん http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1146814 に作っていただいたマイナスイオン・スピーカーケーブルが我が家にやってきて約二週間が経過した。音質も落ち着いてきたのでこの土日にゆっくりと課題盤の試聴を行った。以下、その総括をしたい。

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最初のトラックはアルゲリッチがゆっくり静かに4小節の導入部を弾くところから始まる。この数秒で撃沈されることの多い難易度の高いCDなのだが、よっちゃんさんケーブルは難なくピアノの位置を描き出してしまう。次にマイスキーとバシュメットが入り最後にクレーメルが加わる頃には荒れすさんだ弦の混濁を見せることが多い場面だが、実は克明に捉えられた弦が重層的かつ複合的になっているだけであり、分離の悪いケーブルでは混濁が目立つ。しかしこのケーブルは3種類の弦楽器を見事にバラバラに分離し、そして音楽としてのハーモニーを再構築するので粗さは一切聞かれない。

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次はこれ。中編成オケと大編成コーラスが絡む非常にダイナミックレンジの広いソース。pppとfffの差があまりにも大きいため並の装置では細かなディテールを聴くのが難しいい、トゥッティは団子状態に混濁してしまう。このケーブルのローレベル再現性は恐るべき高さであり、ほんの些細な音も潰れず、雰囲気をも伴って描ききってしまう。強奏部は一気に吹き上がるが全くうるさくなく、なおかつ全パートが濁らずに見事に溶け合う。デジタルアンプとCS7.2の美点が完璧に引き出されている。

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最初の2〜3日はBelden Studio727-2に比べて随分と華やかでカラフルな印象だったこのケーブルだが、実はこのVPO・ブーレーズを掛けると実はそうではなく逆に地味な色合いであったことが分かる。ただし、色がくすんだり情報が削げたりした印象ではなく、漆黒の空間がただただ黒い、という感じで好印象。Belden時代にはこのCDは華美な音だと信じていた。

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驚いたのはこれ。奥行き情報、左右の情報ともに更に大量に収録されていたと言うことが分かった。しかし、系の進化とともに着実にその差分を聴かせてくれるCDだ。マイクの前に演奏者が立って弾いている光景が見えてしまうのだ。Beldenでは、さすがにその域には達していなかったと言うことか。

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最近の新譜でも特に生々しさを伴ったこのCDだが、これは幽体離脱が凄まじくて、音楽的というよりオーディオ的には実に楽しいライブ録音盤である。殆どカットされていたと思っていたピアノの上部雑音が克明に捉えられていた。また、チェロの胴鳴りが深く、また多元的でいろいろな音が聞こえてくる。

サンプルが少なくて正確ではないかもしれないが、Beldenとの相対評価を5段階で数値化すると大体こんな感じか?

色彩感    強い −−−*− 弱い
コントラスト 強い −*−−− 弱い
温度感    冷涼 −*−−− 温暖
透明度    透明 *−−−− 混濁
空間再現   強い *−−−− 弱い
音像     細い −−*−− 太い
ローレベル  明瞭 *−−−− 混濁

特徴を一言で言い表すと空間再現の強さが際立っていること。音色自体は地味めだがローレベルのディテールが明瞭、結ぶ音像は膨張せず輪郭強調もせずニュートラルな印象。

もう手放すことが出来ない我が家の必須アイテムとなってしまった感がある。ありがとうございました>よっちゃんさん
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