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2007年03月26日10:06

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【音楽】メンコン&ブルッフ@ヤンセン

またまた若手女流、Janine Jansen(ジャニーヌ・ヤンセン)の最新アルバム。

http://www.amazon.co.jp/dp/B000JRYMDU/

メンデルスゾーン:ヴァオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ブルッフ:ヴィオラと管弦楽のためのロマンス 作品85
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26

ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン、ヴィオラ)
ゲヴァントハウス管弦楽団、指揮:リッカルド・シャイー


ジャニーヌ・ヤンセンの三枚目のアルバムだそうで、年末あたりには国内盤が店頭に並んでいたもの。これのユーロ輸入盤がようやくリリースされた。結論から言うと非常に洗練された出来映えであり、三枚目とは思えない堂々たる演奏。数十枚をリリースしているムターと比肩する程の円熟度である。ジャケ写真は髪を上げているためか吊り目で怖い印象。実際にはジャケ裏の優しい顔つきの写真が本物の姿かも知れない。

メンコンについては余りに有名で特段コメントすることはないが、オケもソロも素晴らしい出来である。ゲヴァントハウスはメンコンを作曲者自身の指揮で初演した由緒正しいオケであり、ケースに貼られたシールには"with Mendelssohn's Orchestra"とキャッチコピーが付けられている。

そういえば先日のフィギュア全日本選手権で逆転優勝した安藤美姫のフリーの音楽はメンコンだった。

ストラディバリをマキシム・リザノフから借りてきたガダニーニのヴィオラに持ち替えて弾いているブルッフのロマンスには驚いた。渋く美しく深く、そして滔々と流れるような演奏だ。珠玉の出来といって良い。録音や演奏機会は極少ない隠れた名曲だろう。

売り出し中の女流Vn奏者は多い。陰日向のない優等生ヒラリー・ハーン、豪快にして繊細、ドラスティックな天才ユリア・フィッシャー、闊達で、尚かつしなやかな弓捌きのイザベル・ファウスト、瞑想的な魔力を見せつけるバイバ・スクリデ・・・ 昨今の女流Vnは花盛りだ。

(録音評)
2006年9月の録音とある。オケの音はDECCAレーベルにしては珍しく暖色系の音色だ。これはゲヴァントハウスの残響音の特徴かも知れない。オケパートの定位、器楽配列は明瞭ではない。どうやら両翼配置、ホーンが変則配置かも知れない。

ヤンセンのVn、Vaは少しオンマイク気味に捉えられていて非常に明瞭。特にブルッフのロマンスに使われるビオラの深い音が印象に残る。全体を通し一定レベルを上回る優秀録音だ。
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