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2007年03月22日10:45

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【音楽】ブル2@シモーネ・ヤング、HPO

ブルックナーは余り聴かない作曲家の一人だ。でも2番は割と素直で美しい旋律が随所に散りばめられているためか、それほどの苦痛は感じない。また、飽きてきた頃、ちょうど良いタイミングで長い休符が置かれていて楽章の切れ目かと錯覚させられることで注意を引くような作り(?)なので、生コンサートでも引っ掛かる人が多い。

ということで、この曲をまたまた女流で聴く。

http://www.oehmsclassics.de/cd.php?formatid=303

ブルックナー: 交響曲 第2番 (1871/72年第1稿)
       [校訂:ウィリアム・キャラガン2005年]

シモーネ・ヤング指揮、ハンブルク州立フィルハーモニー管弦楽団

シモーネ・ヤングはVPOをムジーク・フェラインで振った最初の女性指揮者として有名。

ブル2は本来なら3番になるはずの交響曲だったのだが、当初2番として書かれた曲にはブルックナー本人の納得が行かず、0番としたことから繰り上がって2番になったもの。この盤は、ハース版、ノヴァーク版と大改訂されたバージョンが普通のこの曲をキャラガン第一稿で演奏していて、これは作曲者の意図に最も近いもの、と言われている版。

このダルで長大なこの曲を溌剌と元気よく振っているし、ハンブルグPOも渾身の集中力で最後まで突っ走っている。珍しく真っ直ぐで明るく衒いのないブル2だ。陰がない日向臭い解釈は評価が分かれるところかも知れない。

(録音評)
OEHMS CLASSICSレーベル、2006年3月12,13日、Hamburger Laeiszhalle(ライスハレ、旧名称=ムジークハレ)におけるライヴ録音でSACDハイブリッド盤。今月買った新譜では一、二を争う高音質盤だ。先日開催されたP邸オフ会でSACDレイヤーを試聴したが、運悪くアクシデントの後で音質の良さは感じられなかった。しかし、CDレイヤーであっても超高音質を誇っている。

ライスハレはハンブルグ州立歌劇場の本拠地であり、優雅にして透明なホールトーンが余すところなく捉えられている。深々としたサウンドステージにビロードのような弦楽器群が両翼配置で現れて妙なる調べを奏でる。快感が伴うほどピンポイントで定位する音像と長めの残響が秀逸だ。

この頃、DGの味の素サウンドに少々嫌気をさしていていて、このエームズなどは鮮度が高く、しかも渋く落ち着いた高音質盤が殆どで安心して聴いていられる。

オーディオ装置の方も現在では描写能力が高次元で整っていて絶好調。CDを聴くのが楽しみで仕方ない昨今だ。この重層感のあるエームズやセンス良く薫るナイーヴなどが描く大人っぽいサウンドステージを卒なくナチュラルに再生出来れば装置としてはまずまず及第点が与えられるだろう。この装置に課題がないわけではないが、喫緊に解決しなければならないほどの問題ではないので良しとするか?

しかし、最近のクラシックCDは驚くほど音質がよい。

−−明日は終日外出予定のため音楽日記は来週まで休み−−

(ここのところ野暮用が入りやすく音楽日記はサボリ気味です)
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