去年、マイミクのPさん邸でオフ会が開催されるのに先立って、試聴スタンダードとして買ってきた一枚。
http://www.amazon.co.jp/dp/B0009EVHAY
チャイコフスキー: 交響曲第4番ヘ短調 op.36
NHK交響楽団、ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
たまに聴きたくなるチャイ4だが、まぁ、これは安心出来る地味系の演奏で、ジワジワと悲哀が伝わる好演だ。スタンダードとして所有するに相応しい出来映えと言える。例によって派手な演出は一切無い。
アシュケナージがN響の音楽監督に就任して一番最初のレコーディングだったもの。一連のチャコフスキー・チクルスの第一弾に何故4番を選んだのかは分からないが、まぁ、私の好みで言えば誠に宜しいことだ。
(録音評)
EXTONのSACDハイブリッド、録音は2004年10月21日、すみだトリフォニーホールにおけるDSDレコーディングとある。
これは紛れもなく、すみトリの音であり、良くも悪くも永田音響設計のホールの音がするCDだ。そのまんま。欧米系の古いホール収録作品に見られる気品や格調といったものはおよそ皆無。
エクストンらしい高解像度の収録であるが、オクタヴィアの他の録音にありがちな棘、つまり高域の過度なブリリアンスは少ない方だ。まぁ、地味なN響に似合う調音と言える。
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(追記)
明日の【音楽】日記はお休みです。
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