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2026年10月28日06:11

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机上の論理や推論では分からない、手触りのような真理

私は、頭の中でぐだぐだと、面倒くさいことを考えるタイプである。
私の日記を読まれている方なら、首を縦に振られる気がする。

ただ、論理や数式を頭の中で展開するだけでは、見えてこないことも多い。
現場での観察や、対象にじかに触れることによって、はじめて腑に落ちることがある。
だから私は、いわゆるフィールドワーク系の著作を読むのも好きなのだと思う。

その意味で、私に観察の面白さを教えてくれた作品として、光瀬龍『ロン先生の虫眼鏡』の影響はとても大きい。
あれは SFM連載で、コミックスにもなった。

今は並行して読んでいるのは、
ミズン『言語の人類史』、
ラース・チットカ『ハチは心をもっている』
というハードカバー(だけではなく数倍の文庫本などソフトカバーもあるけれど)。
どちらも図書館で読んだあと、結局買ってしまった本である。
もっとも、『言語の人類史』は、買ってからのほうが、なぜか図書館で借りていたときより読む速度が落ちた。

さらに言えば、サイモン・シン『フェルマーの最終定理』も、対象こそ数学ではあるけれど、私には一種のフィールドワークの書物のように思える。
現場が野外ではなく、人間の思考の歴史の中にあるだけで、問いを追い、手がかりを拾い、少しずつ輪郭に迫っていく、その感じはよく似ている。

こうした活字の本も、漫画の『DR.STONE』(作:稲垣理一郎、画:Boichi)も、私の中ではどこか同じように読まれている。
片方は自宅で、片方は漫画喫茶で読むことが多いという違いはあるけれど、どちらも「世界の仕組みをどう掴むか」という興味につながっている。

結局のところ、書物の価値は、その中にある「問い」の深さと、その問いを通して世界の見え方がどれだけ変わるかにあるのではないか、と私は思っている。



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