昨日、関西学生OBOGオーケストラ名曲コンサートを聞いた。前半はコンチェルト3曲。ただし時間の関係でいずれも第一楽章のみ。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、そしてクラリネット協奏曲は初めて聴くドビュッシ
呉勝浩『爆弾』、稲田豊史『本を読めなくなった人たち』を読み終えたあと、新たに「読了しました」と言える本があるかといえば、ない。なぜか。あっちの本を一節読んでは音楽を聴き、こっちの本を数ページ読んでは動画を見、また別の本に手を出してはSAXを吹
矢野徹の名作があります。『孤島ひとりぼっち』(角川文庫)。ロボットに向かない仕事 part2。今日は「見守り」「寄り添い」の仕事でも、対象者が成長途上の若年者ならどうか、ということを、物語の階層で考えてみます。船の沈没で生き残った大人と少年。だが
ロボットに向かない職業がある。その理由は、アシモフの「人間を傷つけるな」という三原則にある。ロボット工学三原則(SF作家アイザック・アシモフのSF小説において、ロボットが従うべきとして示された原則である)第一条:ロボットは人間に危害を加えてはなら
記憶に残らない(物置にはあるが)、というSFもある。でも作者名と題名は大体分かる、これ訳本が多い。クリス・ネヴィル「槍作りのラン」、B・W・オールディス「地球の長い午後」、F・ホイル「10月1日では遅すぎる」B・W・オールディスはこの有名な小
国際関係でも、離れた相手や距離を置いた組織が困る姿を見て喝采する言説がある。国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退や、韓国とのスワップなど。これらは現実の「ざまぁ」構造。物語では、勇者パーティから一方的お荷物扱いされて「追放」された者が、他の場所
昨日はスプレッドシートの操作の違いで、頭を掻きむしった。石坂浩二版・金田一耕助のように。 論理計算などの結果の値だけをコピーして貼り付ける"値複写"が出来ないのだ、Excelのようには。 マイクロソフトExcel、退職するまでは、ずっと使っ
フジテレビ制作「夫婦別姓刑事」、夫婦の刑事 男:佐藤二朗 女:橋本愛 二人が夫婦だと知る上司(署長):板東彌十郎。面白そうなので、見始めたが、これ昔のドラマ「秘密の刑事(デカ)ちゃん」と人物関係そっくり 夫(刑事):石立鉄男 妻(婦人警官)
大学生くらいに映画館で初見。マリリン・モンロー(とははっきりしないが、地下鉄の風でスカートが吹き上がる、あの有名なイメージから始まるので、まあ誰がどう見ても、である)と覚しき女優が、アインシュタイン(これまた教授としか呼ばれない)に、風船と
先日の日記で、時代劇は江戸時代の「ありのままの現実」をあまり描かない、ということを書いた。たとえば、疱瘡跡のある顔、身体欠損者の多さ、目患いの多さといった、過去にはもっとありふれていたはずの身体的現実が、映像ではかなり薄められているのではな
私の知り合いのSF同好の士たちの議論には、わかりやすい傾向があった。最初は哲学だの存在論だの、いかにも難しそうな話から始まる。ところが具体例の段になると、だんだんSF的アナロジーに寄ってくる。そしてアルコールが入ると、ついにその人の地金が出る。
『本を読めなくなった人たち』(稲田豊史、中公新書)を読んでいて、なるほどと思った箇所があった。「読書感想文の書き方」みたいなハウツウ本を読んで、宿題の読書感想文を書く者がいるだろうか、という話である。たしかに、これはなかなか痛いところを突い
一見すると身体は連続している。だが、「意識と記憶」だけが時間を飛ぶ。幼少期Aを経験した次に、老年期Cへ飛び、さらに次は青年期Bへ移る。そんなタイプのタイムトラベルがある。自己同一性、つまりアイデンティティを考えさせる設定でもある。このタイプの
今年(2026年)1月にMIXIに参加してから、ほぼ毎日日記を投稿している。最初のころは、一日に何本も書いていた。とはいえ日記といっても、他者に公開する前提の文章である。だから、とりとめのない覚え書きでは済まない。一応は「読ませるもの」にする必要が
MIXIでよく閲覧させて貰っている二人の方、昨日は一人は日記、一人はつぶやきで、ヴィトゲンシュタインの「語り得ぬもの」について独立に書いておられた。前者は"禅と通底するもの"、後者は"SF映画に求めるもの"としての言及であったが、これを奇貨として私
法とは最低限の道徳・倫理であるといわれるが、弱い者が最後に拠り所にするモノ。一方、強い者にとっては、都合の良いときにはこれに従い、都合の悪いときにはこれを破ることが出来る、恣意的に採否を取れるモノ。国際法など全くその通りに使われているな、と
昔のドラマや時代劇の再放送を見ていると、セリフの一部だけ不自然に音が切れていることがある。たぶんそこには、身体や精神の障害について、昔は普通に使われていたが、今では放送で避けられる言葉が入っていたのだろう。映画ではそのまま残っている場合もあ
昔読んだSFアンソロジーの中に、「世界の果ての旅籠屋」という作品があった。編者は誰だったか忘れたが、ジュディス・メリルだったかもしれない。そこでは、アリストテレス、イクナートン(アメンホテップ四世)、シャカ、孔子……といった歴史上の偉人たちが
映画「イエスタデイ」なかなかの佳作で私好みの映画でした。ここまでならネタバレにならないだろうと思う所まで紹介し、そこからの連想を記します。この世界にはビートルズというポピュラー音楽史上のスーパースターの{ A存在がそもそもなかった ・ B存在
私はどうも、議会制民主主義びいきで、しかも「権力は長く握れば、最初は誠実だった人間もやがて堕落する」と考えがちなところがある。だから未来ものを読んだり考えたりしても、政治の着地点はついその価値観に沿ったものになりやすい。たとえば、眉村卓の『
映画「デーヴ」政治コメディなのだが、シニカルではなく不思議なほど暖かい印象を与える。主役のデーヴ役のケヴィン・クラインも良いのだが、ファーストレディ・エレン役のシガニー・ウィーバーがなんと言っても素敵。彼女はエイリアンシリーズの主役エレン・
老若男女を問わず、プロスポーツでいちばん人気なのは、Jリーグ発足以降ずっとサッカーなのだと、私はなんとなく思っていた。ところが、プロサッカーは自治体などの税金からの補助が必要な場面が多い一方、プロ野球は自治体にかなり大きな税収をもたらしてい
相変わらずのテザリングしか使えない妻実家にいますが、隣のガスト(ファミレス)のフリーWIFIでニュースや漫画の閲覧(ピッコマ)など1時間ほど飲み物を取りながらのんびりブラウジングしている。ネット通販での個人情報やセンシティブな書き込みなどでなけ
今日の日記は妻の実家で書いている。ここにはwifi環境がない。でどうやって投稿するかというと、スマホのテザリングで、このノートパソコンとスマホをUSBケーブルで繋いでMIXIに接続している。って、私が小さなスマホ画面での入力したくないだけで、スマホ
カルロス・ジョビンのボサノバの名曲「WAVE」をSAXで練習している。最初は全音出版の楽譜で吹き、その後でYAMAHA音楽教室のSAXテキストの楽譜でも吹いているのだが、同じ曲でも主題部分の音の扱いが少し違う。最初の楽譜では繰り返される音節が、Y社の楽譜で
映画フォロー・ミー。私の好きな映画で5指に入る、傑作中の傑作。ジョン・バリーの絶妙な音楽と共に描かれる、無言の優しいまなざし、寄り添い。互いを理解し合うのに言葉が必須とも思えない。人間関係の機微と、男女の愛情を描いた物語。まず音楽をどうぞFol
「本を読めなくなった人たち」ーコスパとテキストメディアをめぐる現在形ー(稲田豊史,中公新書)を読んでいる。本文の紹介はしないが、プロローグー本を読まない人は世界をどう見ているかーの部分だけでも衝撃的だったので引用する。引用開始>「文章」とい
関西ローカルだけど、有名な高視聴率番組(最近はテレビ離れでどうなってるか?)の「探偵ナイトスクープ」視聴者からの疑問を探偵役の芸人さんが調査し、報告する。探偵局長は歴代有名人が、初代・上岡龍太郎、二代目・西田敏行・・・この番組の疑問から始まっ
矢野徹「新世界遊撃隊」(鶴書房→角川文庫)これは、エスパー版サイボーグ009。少年たちが、世界の平和を攪乱する"ファンタズマ"という勢力と、科学力&超能力&少年少女のピュアな平和を愛する心で対峙する話。新世界遊撃艇という、MJ(マイティジャック
中学生になったばかりの頃、鶴書房のSFベストセラーズをよく買って読んでいた。このシリーズでは矢野徹『新世界遊撃隊』がいちばん刺さった。小松左京『エスパイ』に少し似ているが、もっと厨二病的で、もう少しピュアな感じがある。これについてはいずれ単独