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2026年09月29日08:19

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映画「E.T.」

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閉館まであと三日となった横浜の「ムービル」。リクエスト上映の『E.T.』(1982年、原題: E.T. The Extra-Terrestrial)を家族で観て来た。この映画は広島在勤当時の1982年12月、家内と赤ちゃんだった長女をベビーカーに乗せ、初めて家族3人で観た思い出の作品である。本作は物語の一部にスティーブン・スピルバーグ監督の少年時代の環境や体験を再現したもので、彼自身「一番好きな作品」と語っており、長い間ソフト化されず、劇場でしか観られない特別な作品だった。

 『E.T.』は何度観ても面白い。そして、泣ける映画である。劇場で観たのは44年ぶりだが、TV放映やDVD、BD、配信とこれまでに何十回観ているかわからない。何故、泣けるのか? これは地球に置き去りにされてしまったE.T.と、彼を見つけ、保護しようとする10歳の少年エリオットの「純真な友情」ゆえだろう。未知なる生物と遭遇し、互いに信じ合える関係を築けるのは極めて稀有なことだ。彼らの純度の高い信頼と愛情の美しさに人は感動し、涙するのではないかと思う。ちなみに、私はE.T.に直接、名前を呼ばれたことがある。1989年、ユニバーサルスタジオ・フロリダの「E.T.アドヴェンチャー」での体験だ。BMX型のライドに乗ってアトラクションの最後まで来ると、事前に登録した名前をE.T.から呼ばれ、「Be good(イイコデ)」と声をかけられるものだった。立派な大人のくせに、なぜか嬉しくて目頭が熱くなってしまった。以上、余談。

 「E.T. オウチ デンワ(E.T. phone home)」の言葉からはじまる、救難信号発信シークエンスが本当に素晴らしい。山中に発信機(エリオットは「レーダー」と呼んでいる)を設置するため、ハロウィーンに紛れて家を抜け出したエリオットとE.T.がBMXで空を飛び、山中の草原に向かう。一晩を山中で過ごしたエリオットはE.T.とはぐれて、独りで帰宅。このシーンからはもう涙、涙である。エリオットに「E.T.を探して」と頼まれたマイケルは不審車の追跡を振り切ってBMXで捜索に向かうと、小川で倒れているE.T.を発見するのだったが・・・。


 この映画を家族で劇場鑑賞することができて、本当に良かった。馴染み深い「ムービル」も明日30日に閉館し、37年の歴史を閉じる。移転前の「相鉄ムービル」から数えれば43年間お世話になったことになる。最終上映の『ニュー・シネマ・パラダイス』も家族で出かけ、「ムービル」に最期の別れを告げる予定だ。

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