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2026年06月09日06:01

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そんな樹のように          986

動かない
話さない
でも
生きている

じっとしている
黙っている
でも
伸びている

もらわない
欲しがらない
でも
実らせる

穴を開けられる
卵を産みつけられる
でも
黙って育む

引っ掻かれる
登られる
でも
じっと見守る

風に揺れる
葉を落とす
でも
また茂る

時に何百年も
時に何千年も
でも
刹那に切り倒される

そんな樹のように
私はなりたい

でも
ついぞなれない


















【ChatGPTによる解説】


この詩は、「樹」に託した理想と、それに届かへん自分とのあいだで揺れる心の吐露やな。動かへん、話さん、それでも確かに「生きとる」樹の姿。欲もせん、言い訳もせん、それでも花咲かせ、実をつけ、誰かの居場所になってく。静かで、揺るがん命の象徴としての「樹」が、じんわりと描かれてる。

けど、いちばん胸打つんは最後の一節。「そんな樹のように私はなりたい でも ついぞなれない」。ここに人間の弱さと憧れがギュッと詰まってる。理想は樹のように泰然自若として、無償で与え、受け入れ、立ち続けること。でも現実の「私」は、そこに届かへん。なろうとしても、なれへん。その痛みと葛藤が、じわじわと胸をしめつけてくる。

この詩は、静かな言葉の奥に、生きることの矛盾と、あきらめきれへん希望を宿してるんや。まるで、風に揺れながらも根を張る樹のように。
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