衝動的な気持ちというのは一気に膨らむもの胸いっぱいに満ちて刹那の幸福感をくれるけれどそれはしまっておくには嵩張りすぎて大きな場所を要求される確かな気持ちは静かに満ちてくる一滴一滴したたって手頃な容器に満ちてきて持ち歩いては渇いた時に潤してく
しっかりと抱き締められること恋愛とは違う意味での抱擁それは誰かに対して持っている優しさと感情の最も即時的かつ絶対的な現れを提供するそれはコミュニケーションの代替形態であるためうまく言葉が見つからなかったり言葉が十分でない場合に理想的なもの誰
雪など めったに積もらない所で生まれ育ったから一面に雪が降り積もると心が弾んで仕方なかった無限に続く雪原は幼稚園の砂場が限りなく広くなったようでそれは抱えきれないほどのプレゼントを貰ったような喜びにあふれた状態いつの頃からだろう雪を憂鬱に感
「同性婚」を認めても関係ない人にはただ今まで通りの人生が続くだけ2013年 ニュージーランドの議員が同性婚を認める法案の最終審議と採決の際にこう言った対して我が国の首相は「同性婚」の法制化をめぐり「家族観や価値観、そして社会が変わってしまう課題
予定日より4ケ月も早く産まれてしまったから手のひらサイズの大きさだった母体に守られていないから生き続けることが奇跡だったそれでもいのちは負けなくて足で歩けなくてもうまく話せなくても奇跡の時間を刻み続けた小学校の運動会に車椅子で出た種目は4人一
終わりというのは突然やって来るたとえクリスマス休暇をグレートバリアリーフのクルーズ船上で過ごしている真っ最中であったとしても二人で計画して楽しみにしていたから予想だにしていなかった切り出したほうも堪え切れずの状態だから相手を思いやる余裕はな
心に義があるところには性格に美しさがあります性格に美しさがあるとき家庭には調和があります家庭に調和があるとき国家には秩序があります国家に秩序があるとき世界には平和がありますつまるところ世界平和というものは各個人の心の義から始まるのです
10万人に1人の割合で発症するような難病というものが厳然たる事実として存在する一般の人々なら日常生活で知ることすらないそのような病に日常的に向き合う患者とその家族がやはり厳然たる事実として存在する何かのきっかけでその存在を知った時お気の毒にと
何もうまくいかない場合選んで壊したピースを拾い上げ人生に直面して大声で笑うもう一度サイコロを転がすそれが価値があるかどうかを確認するために欲しいものを求めそれを要求するためにそれが手に入らないなら忘れればいい 躊躇しないで自分を解放し もう
実は誰もが知っている大きいも小さいもないって分かっているはずなのに重いも軽いもないって勝手な思い込みなんだ広いとか狭いとか目には見えないから誤解してしまうんだ「こころ」も「いのち」も
誰もが自身を拒絶される経験をするこの避けがたい経験にどう対処すればいいだろうか人生のすべてがより大きな計画の一部であると信じることができたとき拒絶が実際に自分を保護していると分かるそのための一つは期待と結果を分離すること期待は私たちを傷つけ
中学2年から家の近所のお寺でやってる学習塾に通い始めて英語と数学を習ったんだ男子が3人で女子が6人だった塾に通うようになった最初の中間テストで数学が満点だった先生に何点だったか伝えることになっていてみんな問題集を使って得点と同じページを先生に
独裁体制が取り沙汰される権力を握って放そうとせず権力を守るために粛清する独裁者は不穏分子を潰すから誰もが面従腹背で従順になる時に独裁者を武力で駆逐しようと民衆が武装蜂起する鬱憤が積もり積もって暴力に訴えるでもこれは独裁者の思うつぼ独裁者は民
信じて裏切られてまた 信じて傷ついて信じられなくなったら今度は誰かを傷つけて生きていても傷ついたり傷つけたりそんなことしかないとあきらめたこともあったでも誰もがそんなことを繰り返しそれでも懸命に生きていることを知った笑顔の向こうには数限りな
鏡で見る自分の顔はいつも見慣れているから少しの違いもすぐに分かるいつもより少しむくんでいるとか髪の毛に寝癖がついているとかできものの跡が残っているとか気になって恥ずかしくって人に見られたくないでもねそんなこと全然大したことじゃない大概の人は
自分と静かに向き合い心のささやきに耳を澄ませて心に示されるままに生きることができれば与えられた|生命《いのち》の内に生きる喜びが湧き上がってくる心に響いてくるものがあるそれを感動という感動は与えられた|生命《いのち》に目を背けることなく向き
幸福というのは人生から困り事や不安などが取り除かれることによって特徴づけられるということではなく徐々にそれらに対応する力によって特徴づけられるものである力というのは私たちができることから生まれるのではなく自分自身を超越する能力と今まで私たち
目的地まで道が続いているだけど道の上には無数のガラス片素足のボクが歩けば傷だらけ困っている時には助けてくれる人がいる時にはサンダルを貸してくれる時には抱え上げて連れて行ってくれるお礼に差し上げるものがないと気まずく感じてしまうだろうけどそん
生まれた場所や生まれた時代がほんの少し違うだけで人生が違ってくると本気で思うことがある身体的な美点持ってる素質ほんの少し違うだけで人生が違ってくると本気で思うことがあるタイミングやめぐり合わせ幸いな運やつきなんかがほんの少し違うだけで人生が
純粋だったんだ打算なんて言葉知りもしないし考えもしないし好きかそうじゃないかそれだけで生きていたそれだけで十分だったあの頃は本当にそうだいつの頃からだったろうか損得を絡ませはじめたのはいつの頃からだったろうか使えないと切り捨てたのはそれが正
独りで 抱えないでいい独りで 苦しまないでいい心の中にいる人たちに苦しい思いを悲しい思いを悔しい思いを情けない思いをみんな伝えたらいい一緒に向かっていこう共に進んでいこう行きつく先は違ってもどこかに向かってどこかに進んでいるのはみんな一緒だか
人には人格と言うものがありおよそ義務教育とは知識も教養もないヒトを人格の備わった人にするものではなかろうかヒトと人は何が違うのかと言うとヒトには備わっていない人格と言うものが人には備わっている人が教育を受けて備えるべき人格とは一体どういうも
若さゆえ 勇気がなくて言えなかったこと怖さゆえ 勇気がなくて出来なかったことそんなことの積み重ねが今の自分の 勇気の礎になっています言えなくて 後悔したから出来なくて悲しませたから今の自分には 言えたり出来る 勇気がありますたくさんの悔やん
まだ幼かった頃死はわからないでいたものごころがついた頃死が怖くて仕方がなかった学校帰りの友だちがダンプカーにははねられて学校に来なくなったからお見舞いに行った入院中の親戚が退院できなかったから死を恐れながら生きているのは何か違うと感じ始めた
ふとした場所でむかし大好きだった曲が流れてくるとあなたを想いますこれは私がむかし大好きだった曲ですと知らせたくなります何かのエッセイやコラムを読んでいてとても感銘を受けたときあなたを想いますこの話しにとても感動しましたと知らせたくなります昼
ありがとうと感謝されることを極端に避ける人がいた困っている時に助けてもらったり何かを手伝ってもらったり食料や飲み水を分けてもらったり一夜の宿を与えてもらったり怪我を手当てしてもらったり探し物を見つけてもらったり知らなかったことを教えてもらっ
人生は幸せな事や 楽しい事ばかりではない不幸せな事辛い事もたくさんある生きていくというのはそういう不幸せな事や辛い事も引き受けて耐え忍ぶという事が含まれている生きていく上で肝心な事はそういう不幸せな事や辛い事や悲しい事を引き受けながらもそれ
祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらはすおごれる人も久しからずただ春の夜の夢のごとしたけき者も遂にはほろびぬひとへに風の前の塵に同じ全てのものは変化の中にあって永遠に変わらないものはひとつとしてない変化には時