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2024年04月14日08:45

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写真集

ずっと昔からいろいろな”写真集”を買ってきた。しかしいわゆる「写真」のために買ったわけではない。たとえば土門拳の「筑豊の子供たち」というのがあったがそれは私の出身が”筑豊”だからだ。筑豊を題材にしたもの、小説は五木寛之の「青春の門」や野坂昭如の「骨餓身峠死人葛」、火野 葦平の「花と竜」、ドキュメンタリーは上野英信の「追われゆく坑夫たち」「地の底の笑い話」などを読んできた。「筑豊のこどもたち」はそんな中の1冊だ。
開高健の「オーパ!オーパ!」は開高健が世界中を釣りしたエッセイと写真集だが、それは私が釣りを趣味にしていたからだ。このことは以前書いたことがある。
  https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1962446601&owner_id=39904538
そのほかヨットの写真集で12メータークラスやJクラスヨットなどの大型ヨットが帆走する優美な姿にほれぼれと見入ったことがあった。さらに天文写真集で宇宙のはるかかなたの星雲や星団に見入ったりした。映画のスチール写真集なども買ったことがあった。
三島由紀夫の裸体写真集「薔薇刑」や題名は忘れたがジョルジュ・バタイユの写真集も持っていたことがある。
薔薇刑については以前書いたことがある。
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1956759238&owner_id=39904538

いまはほとんど処分して数点しかないが、写真を趣味にするようになって”ああ処分しなけりゃよかった・・”と思っている。
とくに「薔薇刑」は棄ててしまったが、いまでは古書店で50万円もするという話を聞くとつくづく惜しいことした。
50万という金額もそうだけど、いまだったらあのコントラストの強いモノクロ写真を見て写真としてなにかを感じることが出来たかもしれない。バタイユの写真集はシュールという言葉以外にやはり写真として何かを感じたかもしれない。
いまだって写真がわかるわけではないけれど、棄ててしまった写真集でもっと何かを感じることができたかもしれない。


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