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2024年04月08日20:13

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おせっかいやき

 4月8日月曜日。灌仏会(降誕会)、お釈迦様がお生まれになられた日。
 晩ごはんが終わったあと、夜ごと、お堂に行ってお参りをする習慣がある。
 境内は一灯だけ防犯灯があるが、街中とは違ってほぼ暗闇。こんな”魔界”に参拝するひとはほぼいない。にもかかわらず、お堂の前に行って参拝していると、お堂の端に参拝客がいた。
 不思議なひとたちだ、などと思いつつ、手を合わせて普段どおり無我の境地になった。
 で、お堂から離れると、彼らと目が合ったので、一応の礼儀として「こんばんは」と挨拶をした。
 70代後半とおぼしき女性とその息子さんらしい。
 挨拶のあと立ち去ろうとしたら、以前、ここに住んでいたのだ、と話しかけられた。
 聞いてみると、かれこれ40年前に隣家を借りていた、と言われて、少々驚く。機転を利かせて彼ら親子を隣の家に連れて行って、呼び鈴を押した。
「ねえねえ、この家を借りてたひとが来たので、とりあえずお連れしました」
 その敷地には家が2軒あって、1軒を貸していた。当然、旧知の仲だ。
 私がお連れして、いきなりの訪問となったわけだが、話が弾んでいるご様子で、ちょっと嬉しく思った。
 20分くらいその場でいろいろとお話しをされていた。
 帰りがけ、「よかったらそこの桜でも持って帰って、ご自宅で和んでください!」と余計なおせっかいをし、慣れた手付きで2本ばかり満開の桜を切って名刺と一緒に渡し、いつでもおいでと言っておいた。
 私はすっかり田舎者になってる(笑)。
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