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2024年04月06日23:57

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DRAGON;DRAG-ON【外交愚策のツケ】

■暴走するシーワールド■

先日中国当局は日本の防衛予算の増額にケチをつけた。

相変わらず当局らしい反応を示している。

確かにベトナム、フィリピン、インド、台湾を除くアジア諸国のチャイナへの支持はまだまだ厚いものの、嘗てほどではなくなってきている。

なぜかといえば、トウ小平(注・文字化けするので、このように表記致します)以来継承して来た「韜光養晦」を習近平第二期政権以降、かなぐり捨ててしまったからである。

なお「韜光養晦」は日本流に言えば「能ある鷹は爪を隠す」に限りなく近い。

以前の痛いmixi日記にも書いたが、15年以上チャイナの株式関連の投資信託を細々とやっていた。習近平第一期政権までは2030年にはチャイナはアメリカを抜くと確信していたほどだ。その恩恵に多少なりとも与りたいので、やっていただけだ。何しろ日本の銀行の金利なんぞ小数第何位だと聞きたくなるほどの低金利だったからだ。

しかしここへきてトウシロの私から見ても中国が自滅コースを辿ろうとしているのはなぜなのか。

中国では今のスタンスが他国の庶民からどう見られているのかお構いなしの態度になっている。嘗ての「韜光養晦」であれば『孫子』の戦わずして勝つという戦術も加味しただろう。台湾が本気で欲しいならば私がチャイナ当局の人間だった場合、中国戦国時代後期、秦の宰相だった范雎(はんしょ)の「遠交近攻」の見地で「遠」の日本には宥和政策を取っただろう。そのような老獪さはまるで感じられない。

何しろアメリカの戦略国際問題研究所、ISW(戦争研究所)などの分析によれば、チャイナが台湾を軍事併合するため、軍事行動を起こした場合、チャイナの目論見が成功する、言い換えると100%台湾が敗戦するシナリオは2つしかなかったほどである。

・日本がアメリカにも台湾にも協力しない場合
・アメリカが参戦しない場合

だった。勿論日米ともに無傷という訳でもない。いずれも到底あり得ないシナリオだが、この見地からしても、日本をどう懐柔し、台中戦争の際、せめて中立を日本には守ってもらうか腐心しなければならなかったはずだが、していない。

それどころか京都の立命館大学を卒業し、折角日本語達者な王毅外相を抱えていながら、やっていることは彼には上から目線で日本の庶民を逆撫でする発言ばかりさせているのである。今回もその一環だとすれば、最早外交愚策としか言いようがない。

しかしそうチャイナの外交愚策を嗤ってばかりもいられない。なぜ私のようなトウシロでも分かり切った外交政策をするのか。

習主席としては最早今のままでは体制は持たない事を確信しているからではないだろうか。

日本は習近平政権の外交政策の蹉跌の余波に備える必要がある。

最後まで御覧頂きまして、ありがとうございました。
(続く)



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