【今自分ができることを】
マクロビオティックはVeganではありません。
決まりも制限も強制もありません。
ただ宇宙のカケラとして生きていく生き方であり、この世は全て「拡散」と「凝縮」の二つのエネルギー、つまり「陰」と「陽」で出来ていると言う考えが根底にあります。
でも陰陽を知っているからって他より勝っているわけでも偉いわけでもありません。
陰陽を知っているからって「先生」ではありません。
また陰陽を知り尽くしているマクロビオティック伝道者もいないと思います。
しかし陰陽の眼鏡をかけて物事を、社会を、体を、自分の人生を、人間関係等を診ていくと多くの気付きがあり、自分自身を、あるいは自分の人生を変えることができたり、想った通りに物事が進んでいき、生きていくことが更に豊かになっていきます。
今の私にできることは、エビデンスは示せないかもしれませんが、エクスペリエンスからお伝えするのみ。
今、更にその必要性を感じています。
だから自分ができることを精一杯やります。
年末から決めていた今年の心構えは「更に謙虚に、と感謝」
無知でちっぽけなカケラである自分。
でも確実に宇宙の一部であり、宇宙に生かされ、そして全ては宇宙の計らいだと言うことを、昨冬至に偉大な師である自然の中で娘と二人で死にそうな思いをしてヒシと感じました。
このエクスペリエンスがまた一段私を自然や全てに対して謙虚にさせてくれたことに感謝です。
今日は山梨での修了会でした。
2年かけてマスタークラスまで受講して下さった方が1品持ち寄って下さいました。
「料理」は宇宙の理(ことわり=秩序)を推し料る行為。
人のいのちを創造する最高の芸術作品。
「調理する」とは知識ではなく、智慧を使って宇宙の理に沿うように、陰陽を調和させること。
陰も陽も大事。
何かを否定したり、抹殺するのではなく、全てを活かして調和させていく生き方が大和と言う稲を主に食べてきた大きな和の国の人達の根底にあり、それがマクロビオティックな生き方だと思い、一生かけてそのマクロな懐を目指しています。
10日から中目黒での初級クラスがスタートします。
晦日のお餅搗きでは新しい年の陰陽のエネルギーを迎え入れる準備の為、男性器(陽)と女性器(陰)を現した杵と臼を使って。
大晦日のお節作りはお節料理の意味の説明を入れながら。
日本の伝統行事には宇宙の理を考えたお料理が必ず付きますね。
大変遅ればせながら本年もどうぞよろしくお願い致します。
因みに、今夜は七草粥です
#LaCocinaDeMinaka
http://cocina-minaka.com/
ログインしてコメントを確認・投稿する