驚きはない

日航機の400人近い乗客・乗務員が無事脱出できたことについて、海外では賞賛の声があがっているそうだが、同時に初期の記者会見の席で、まだ事故の詳細が不明にもかかわらず、日航機側を悪と決めつけるような質問をした記者たちへのブーイングも起きているという。

しかしその話を聞いても驚きはなかった。記者の質の低下は今に始まったことではないからだ。昔と違い、今の記者たちは２,３年ごとに担当を交代するから、新しいジャンルの勉強をし続けなければならないのは大変だと思うが、対象に個人的な関心を持っていたのでなければ、視聴者読者と同じ程度の知識しかない素人。そんな連中が核心を突いた質問などできるはずがない。

海保機が民間空港にいたことを不思議に思っている人も見かけるが、羽田には海保の航空基地があるので、海保の機体は複数が常駐している。事故に遭った機体にも乗せてもらったことがあるだけに、海上保安官たちの亡くなったことが無念でならない。


羽田事故 国交省が交信記録公開
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