いざセンバツへ2023〜15〜甲子園で会おう

豊川は思い切りやられた。初戦も投手４人を使い果たし最後は内野手の竹内君が投げてタイブレークを勝ち上がったが、今日は投手陣が崩壊。守備も集中力を欠いたプレーもあって５回で15失点。しかし豊川らしさも見せた。

初回2点を失うとその裏すぐさまモイセエフ君がライトスタンとに叩き込む。2回には6点を取られ急遽マウンドに上がって後続を断った本田君にすぐさま三浦君を代打に送ってタイムリー2塁打。

どんどん選手をつぎ込んでくる豊川は初戦と同じ戦いぶりだった。しかし3回に3点を奪われるとさすがに戦う気力を失ったように見えた。しかし東海大会では名電を破りこの大会の1回戦でも高知に勝った。この秋の段階で全国の舞台を経験したことは大きいはずだ。

高知線でもエラーが3つも出て一挙に4点を奪われたがそんなことは気にもせず明るい野球で9回に追いつきタイブレークで勝った。今日はさすがに差がつきすぎたが、それでも春の甲子園では大あばれしてくれるような気がする。恐らくこの大会でこのチームを見なければあまり気にも留めなかったかもしれない豊川。来年春の楽しみが増えた。



2023年11月19日　第54回明治神宮野球大会　高校の部　準決勝（於　明治神宮野球場）
星稜
263 40 = 15
110 10 = 3
豊川
　　　（大会規定により５回コールド）