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2023年11月16日19:59

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いざセンバツへ2023〜11〜爺様たちの甲子園

明治神宮大会の高校の部は今日から準々決勝。第1試合は北海対作新学院。いつもボクがいる1塁側は作新サイドだった。関東大会の準々決勝を観に行ったがその時の作新の試合に押し掛けた古いファン、つまり爺様たちが今日の神宮にも詰めかけた。

「昨日から応援してっかんな」ボクの後ろの席にもこの爺様たちがいた。

今やU字工事でしか聞くことが出来ない独特のアクセントがある栃木訛り。それがまた球場を支配した。

そしてまるで自分の小学生の息子が出ている少年野球を応援しているような応援。「ツーアウト、ツーアウト」「さあ、声出していくよ〜」というお母さん系の応援もあれば、観客席で観戦している大阪桐蔭の選手たちを見つけると最大限の敬意を払うのに今日対戦した北海高校に対しては北海道の代表というだけで見下した言葉を投げつける知ったかぶり系の爺様も健在。変化球の表現はカーブにドロップだった・・・・

彼らは作新が夏2度目の優勝を遂げた時の相手が北海だったことを覚えていないのだろうか。大阪だから強い。北海道だから弱いという凝り固まった昭和脳の爺様たちとこの試合を付き合うこととなった。

江川2世と言われる小川哲平君の球速はボクが見た関東大会での146キロは出てはいなかったがそれでも140キロそこそこのボールは来ていた。試合の流れを見れば作新が北海を上回っていたのかもしれない。

しかし作新は点が取れない。爺様たちが親し気に呼ぶ哲平君が9回を3安打無四球無失点に押さえた。ほとんどピンチはなかった。あえて言えば敢えて言えば内野ゴロエラーが2つ起こった5回くらいだっただろうか。しかしその回は2つの三振で後続を断っている。

しかし攻撃陣はチャンスをことごとくものにできない。2回は1死2・3塁。3回は1死1・2塁。4回に至っては3本の安打と1四球を得ながら無得点だった。

作新の爺様たちが北海を見下すのもどうかとは思ったが、逆に作新のこの決定力ななさには無言の爺様たちもいかがなものだろうか。そこに劇を飛ばさない爺様たち・・・

北海の先発の松田君は毎回のようなピンチを凌ぎ9回まで無失点投球。結局延長タイブレークとなった。

先攻の北海。作新の哲平君は9回の2死2塁の場面で代打を送られてこの回から石毛君がマウンドに上がっている。北海はスリーバント失敗ながら死球で1死満塁。そしてまたも死球で押し出しの1点を入れた。しかしここまで。

その裏の作新も先頭の小森君が送りバントを空振りで三振。しかし四球で満塁と北海と同じく1死満塁とする。そこで小川亜怜君の打球はセンター前に、2塁走者も帰って逆転サヨナラとなった。

爺様たちは別として作新が北海を舐めていたはずはない。それだけ北海の松田君の投球は素晴らしかった。完ぺきに抑えたわけではもちろんないが、要所で締めるピッチングは見応えがあった。そしてエースナンバーをつける金澤君は今日は登板しなかった。理由はわからないが冬を越してさらなるアップが見込めるだろう。

小川哲平君はその力を十分に見せたと言えるだろう。被安打3で無四球。ピンチの場面で三振が取れる。選抜では優勝候補の一校に数えられるはずだ。爺様たちはセンバツのアルプス行きの準備を進めた方がいい。ただ、北海道だとか東北だとかという地域差意識は頭の中から捨て去ってきた方がいいと思う。北海はこの大会唯一低反発のバットを使用していたことも付け加えておこう。



2023年11月16日 第54回明治神宮野球大会 高校の部 準々決勝(於 明治神宮野球)
北海
000 000 000 1 = 1
000 000 000 2x = 2
作新学院

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