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2023年10月31日05:39

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神宮スズメの独り言2023秋〜54〜早稲田の栄光

勝ち点を取った方が優勝という今季の早慶戦。しかし最後の打者となった早稲田の主将森田君は三振に倒れてその場でうずくまった。

1勝1敗で迎えた今日の3回戦。月曜日であってもこれが優勝決定戦であることには違いはない。だからだろう。これまで月曜日の早慶戦は何度も見てきたがこれほどの大観衆を集めた試合をボクは見たことがない。まさに今日こそが勝った方が優勝という決勝戦だという証である。そしてその観衆は慶應の方が圧倒的に多い。内野応援席は満員で外野応援席まで開放し試合開始15分前には慌てて応援指導部の部員の配置が始まった。早稲田側の外野応援席には誰もいないかった。

早稲田の先発はエースの加藤君。3回に廣瀬君に2ランを浴びる。プロ入りする慶應の選手から本塁打を打たれたまだまだプロをあきらめていない早稲田のエース。だがその舞台は勝った方が優勝という決勝戦だ。

6回の裏に早稲田は1点を返したもののその直後には3点を奪われて5−1。しかしそこから意地を見せたのが早稲田だった。

1死から小澤君の3塁打と田村君のタイムリーで1点を返したあと代打に森田君の名が告げられた。森田君は早稲田の主将であったが春は故障のため1試合も出られなかった。開会式も欠席しベンチ入りもしていない。

秋は代打で1打席だけという試合が続きこの早慶1回戦で初安打。この場面でも安打で繋いだ。続く尾瀬君が犠飛を放ち5−3と迫るがここまで。

しかし森田君はこの試合は代打の後も守備について神宮の神様は森田君を最後の打者に選んだだが残念ながら三振。森田君の今季は10打数2安打だった。それでもその2安打は早慶戦で放ったものだ。早稲田の校旗入場に使われる曲は「早稲田の栄光」。森田君にとっての最終学年は決して栄光の道ではなかったかもしれない。しかしけがに栗しみながらも最後まで優勝を争った早稲田の主将としても姿はボクの脳裏に焼き付いている。

ヒットで出塁した時に1塁ベース上で挙げた雄叫びと最後の打者としてうずくまった姿をボクは忘れないだろう。



2023年10月30日 東京六大学野球秋季リーグ戦 第8週3回戦(於 明治神宮野球場)
慶應義塾
002 000 300 = 5
000 001 200 = 3
早稲田

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