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2023年10月25日06:55

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いざセンバツへ2023〜5〜外野シフト

いつものように1塁側内野席に入ったボクから3塁ベンチの山梨学院吉田監督はいやというほど目に入った。とにかくよく動く。守備時の外野のシフトの指示は本当に細かい。

下がれ、右に寄れ、そこでOK・・・

延長タイブレークに入った10回の表。山梨学院はバントをせず強硬策。それが3塁ゴロで2塁封殺となったがすかさずスクイズの構えから盗塁を決めて結局犠打と同じ1死2・3塁となる。しかし三振と内野ゴロで無得点。

その裏桐光学園はバント成功。そして綾部君の打球はセンター前でワンバウンドするライナー。いやそこになんとセンターがいたのだ。1死2・3塁となって吉田監督は外野をものすごく前進させた。1点取られたらサヨナラという場面で普通のヒットや大飛球なら防ぎようがない。ならばせめてポテンヒットやこのようなライナーだけでも対処しようという思惑だったのだろう。それが見事にはまった。続く打者も倒れて11回に突入する。

今度は山梨がバント成功。そして針尾君が左中間を破った。2点。しかし後続を断って11回の裏に入る。

打者は白鷹君。この夏から既に3番や5番を打っている将来を嘱望されている選手だ。今日も1安打を放ちセカンドライナーや外野フライもアウトにはなったもののいい打球を放っていた。問題はバントをするかどうかだ。今度は桐光が強硬策を取った。

だが浅い外野フライ。その後も四球で走者を出したが後続を断たれて試合終了。

両軍ともチャンスは何度もあった。

初回は2人ずつ走者を出しながらも無得点。2回は山梨が2死2・3塁のチャンスを逃すとその裏の桐光は死球とバントでチャンスを作ると鈴木君のタイムリーで1点先制。3回の山梨は1死1塁から強烈なライナーが1塁手の正面を突いて併殺。その裏の桐光は矢竹君の3塁打と犠飛で2−0とするがさらに2死1・2塁とチャンスを広げながらも追加点は奪えない。

山梨は4回の1死2塁、5回の1死1・3塁、6回は1死2塁のチャンスをことごとくつぶした。この3イニングは先頭打者が四球、安打、安打と毎回出塁して無死1塁から作ったチャンスだったがすべて得点にはつながらなかった。

桐光は4回の1死1・2塁のチャンスを逃すと5回6回は三者凡退。7回はともに三者凡退だった。しかしこのまま試合が落ち着くとは思えなかった。ボクのいた1塁側は桐光サイドだ。

「まだまだこれじゃわからん」「あと2点は取らなきゃ」

桐光の応援に駆け付けた人たちからこういう声が聞こえる。

そして8回の山梨は先頭の梅村君がライトライン際に落ちる2塁打。続く山田君もレフトへの2塁打で1点を返す。1死後代打の中原君も左中間への2塁打で同点。しかし桐光はその後も安打で1死1・3塁とされたがここは踏ん張った。そして延長となったのだ。

ともに多くのチャンスを作りながらも決定打が出たのは桐光の方だった。不運なライナー併殺もあって得点に結びつかなかったのは山梨だった。それでも最後は勝ちに持ってきてしまう。昨年春の優勝経験がものをいう底力を見た思いだった。



2023年10月24日 第76回秋季関東地区野球大会 準々決勝(於 栃木県運動公園野球場)
山梨学院
000 000 020 02 = 4
011 000 000 00 = 2
桐光学園
(大会規定により延長10回よりタイブレーク)

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