mixiユーザー(id:2391655)

2023年10月21日20:48

10 view

神宮スズメの独り言2023秋〜47〜明治の絶対エース

先週の首位攻防戦。勝ち点3同士の慶應戦に敗れた明治。慶應の先発外丸君に対して明治が取った得点は1回戦が2点、3回戦は0点だ。対する明治のエース村田君は1回戦では初回に5点を失い、3回戦でも初回に4点を失って早々に試合を決められている。蒔田君が先発した2回戦はわずか3安打ながら犠飛で1点を奪うと10安打を放った慶應を継投で完封して勝利したが結局は1勝2敗で勝ち点を失った。

しかし明治にはまだ優勝の可能性がわずかながら残っている。来週の早慶戦で勝ち点を取った方が優勝だが、早稲田が2勝1敗での勝ち点だった場合に限り明治にもプレーオフの可能性が出てくる。そのためには今週の法政戦での連勝によって勝ち点を4に伸ばす必要がある。

そこで当然だが今日の法政1回戦の先発は誰かということに注目が集まる。背番号11というのは明治に中でもエース中のエースにしか与えられない。そして今年の春の六大学のオフィシャルガイドには村田君は背番号が18、石原君が1となっていたがリーグ戦が始まると村田君は11、石原君が18、藤江君が1に変更されていた。蒔田君はずっと17のままだ。

昨年までは蒔田君の方が第1エースで村田君は2回戦での先発が多かったが今年になって、それもガイドブックの締め切りを過ぎて明治は村田君に特別なエースナンバーを与えた。明治の11といえばかつては川上憲伸さん、さらに今でもプロで活躍する野村祐輔や柳裕也、森下暢仁などプロ入りするだけではなくプロでもそれなりの実績を残す選手だけに与えられる背番号だ。

その背番号を今年直前に背負うこととなった村田君は春は3勝を挙げてベスト9にも選ばれたが、今季は慶應との首位攻防戦で2試合連続で初回に大量失点して2敗を喫した。そして今日まだわずかながら優勝の可能性が残る法政との1回戦で投げるのか。

しかしそれはメンバー発表となる前から今日の先発投手が蒔田君だと分かった。なぜなら彼が試合前のバッティングゲージに入って打撃練習をしていたからだ。

蒔田君も村田君や石原君と同様にプロ志願届を出している。力が入るのは当然だ。そして法政の先発は吉鶴君だった。

この蒔田君と吉鶴君は規定投球イニングに達していないため防御率争いには出てこない投手だ。吉鶴君はとのイニング数に達するといきなり0点でトップとして登場。蒔田君はまだこの試合が始まる前までは隠れ1位だ。

そしてその蒔田君は安打を打たれながらも要所を締め、吉鶴君は2回に先頭を安打で出すと送りバントを1塁へ悪送球、続くバントを今度は1塁手の内海君が1塁へ悪送球。ともに10メートル少しの距離に対して1塁への送球は一番取りにくいハーフバウンドとなる送球だった。タイミングが微妙だったわけでもなく余裕でアウトを取れるタイミングでなぜこんなエラーが2度も続けて起こるのか。この連続エラーで1失点の後もタイムリーがでて2−0と明治がリードする。

明治は4回にも3連打で1点を追加すると6回には1死1・2塁から飯森君の3塁打で2点を入れた。春は首位打者に輝いた飯森君だったが俊足好打の飯森君に対して各校も彼専用にシフトを用意して内野安打やポテンヒットを防ぎまた盗塁対策も打ってきている。彼の久しぶりのタイムリーで明治は試合を決めた。法政は9回にエラーを皮切りに2点を返したが3つのアウトはすべて三振だった。

3連覇を成し遂げた今年の春。ベスト9にも5人が選ばれて選手層の厚さからも今季の優勝候補としては圧倒していた。だが、今季は意外な苦戦。優勝の可能性はまだ残してはいるが明日はどう戦うのか。まだまだ諦めてはいないという明治の応援席には先週の慶應戦以上の大観衆で埋まった。

絶対エースナンバーを背負う村田君は投げるのか。まさか最終カードに登板しないまま卒業するのか。もちろんプレーオフの可能性もあるが、違った意味で明日は興味深い試合をなりそうだ。



2023年10月21日 東京六大学野球秋季リーグ戦 第7週1回戦(於 明治神宮野球場)
明治
020 102 000 = 5
000 000 002 = 2
法政

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年10月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031