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2023年10月12日18:42

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神宮スズメの独り言2023秋〜34〜東都の打撃力

今季の東都の投手陣は素晴らしい。ドラフト1位候補がゴロゴロいる。しかしだからなのかたまたまなのか逆に今季の東都にドラフト候補の打者は少ない。

昨日の國學院武内君、東洋細野君の壮絶な投手戦をスクイズによる1点で制した國學院。今日も素晴らしい投手戦となった。東洋は岩崎君、國學院は坂口君の先発で始まったこの試合。ともに先頭打者を空振り三振に取る勢いのある投手戦で始まった。

國學院は3回2死1・2塁から柳館君がきれいにセンター前に打ち返したが本塁バックホームでアウト。東洋は5回に2死3塁からワンバウンドで投手の頭を超える打球、2塁手が懸命にダッシュして1塁送球もセーフ。さらに6回には無死2塁から石上泰輝君の打球は投手と1塁手の間に転がる。投手が捕球するが2塁手の1塁カバーが遅れており間に合わない。しかしそこで坂口君は送球して2塁手とタイミングが合わずに悪送球となってさらに1点。内野安打とエラーが記録された。だが、不運とはいえこの2回とも先頭打者に2塁打を打たれてからの失点だった。

國學院は先制機を逃し不運な失点をする。いやな空気が流れ始めたこの試合。しかしその裏の國學院は1死から柳館君の2塁打と田中君のタイムリーで1点を奪い、7回には替わった東洋の野澤君から四球と犠打で1死2塁から神里君の2塁打で同点に追いついた。きちんと打ち返しての得点。

東洋は9回1死2塁から吉田君のレフトへのライナーを好捕されると飛び出した2塁走者も刺されてチャンスをつぶし延長タイブレークとなる。

先攻の東洋は池田君の送りバントを3塁封殺され内野ゴロで2死1・3塁とするが三振で無得点。國學院も送りバントを3塁封殺。さらに外野フライで走者を進めることができない。これで11回突入かと思ったが、しかし・・・

柳館君は空振りの三振であったが振り逃げ。そして田中君は押し出しのデッドボールだった。

こんなあっけない幕切れ。投手王国東都のこれが実態なのかもしれない。プロ即戦力の投手が2部まで含めれば7人のいる東都。しかし打撃力は六大学より劣る。だから点が入らない。点が入らないと勝てないのが野球だ。サッカーのように引き分けで勝ち点1などはないし、また1−0で勝っても20−0で勝っても同じ1勝。得失点差という概念もない。

だから結局はミスが勝負を分ける。どちらかというと不運な失点で2点を失った國學院だったが、最後は幸運な決勝点となった。今季の東都を象徴するような明暗で決まった試合だった。



2023年10月12日 東都大学野球秋季リーグ戦 第4週2回戦(於 明治神宮野球場)
東洋
000 011 000 0 = 2
000 001 100 1x = 3
國學院

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