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2023年09月30日11:46

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お彼岸ドライブ

母の遺品を整理していたら、長野県小谷村にある栂池自然園のフライヤーが出てきた。アルバムに同園での記念写真は見当たらないから、そのうちと思っていたのだろう。時季はお彼岸、タイヤや油脂類を新調したばかりの相棒も絶好調なので、母の想い出をコドラ席にひと走りしてきた。

往路は下道をたくさん走ろうとプランを練っていたら、遠足前夜のちび状態になってしまった。(笑) 仕方がないので0130時に出発。ラリー・プランでは朝日を浴びた浅間山をドローンで撮影するつもりだったが、軽井沢近辺はまだ真っ暗、日が昇り始めたのは草津白根山を過ぎたあたりだった(つぶやき写真参照)。

日本国道最高地点(渋峠)を通過後は志賀高原を経て国道292号を北に駆け下り、信州中野IC〜信濃町ICのみ上信越自動車道を使用、黒姫山を横目に飯綱山の西に回り込み、奥裾花温泉を経て白馬に抜ける約360キロ、あっというまの楽しい7時間半だった。家を出て高速に乗った直後、突然睡魔に襲われたが、退魔秘技「眠眠打破」はよく効く。(笑)

ちなみにつぶやき写真の標識にあるとおり渋峠の標高は2150メートルだが、自家用車で走ることのできる最高高度の道は2003年までは乗鞍スカイラインで(現在はバスのみ)、終点畳平の標高は2700メートルを超える。

目的地の栂池自然園は、北アルプス・乗鞍岳の南東斜面にある高層湿原。
https://sizenen.otarimura.com

標高1800メートルを超える山奥にあるので、ゴンドラ・リフトとロープウェイを乗り継いで行くが、運行会社のサイトには、なぜかGoogleマップと紐づけた乗り場案内がない。「じゃらん」など他のサイトを見ろ、ということなのだろうか。

6人乗りゴンドラ・リフトの終点とロープウェイ駅の間は150メートルほど離れており、随時乗れるリフトと違ってロープウェイは20分間隔の運行なので、タイミングによっては少し待つことになる。またロープウェイ駅の終点から栂池自然園のエントランスがあるビジターセンターまでは、緩い登りの舗装路が400メートルほど続く。

栂池自然園は、ミズバショウ湿原/ワタスゲ湿原の前半部と、浮島湿原/展望湿原の後半部から成り、前半部はほぼ平坦で木道を歩くだけだから、私のような散歩スタイルの者と、がっつり登山装備の者が混在する。(笑)

今回は偵察のつもりだったので歩いたのは前半部のみだったが、それでも一周約70分、ゴンドラ・リフトの麓駅からだと往復で3時間はかかる。また未踏査の後半部最奥にある展望台まではさらに片道1時間強の登りらしいので、休憩時間も含めると+3時間はみておいたほうがよさそうだ。

見上げれば間近に白馬岳や小蓮華山がそびえ、白馬大雪渓も遠望できるが、基本湿原は山間の窪地なので、眺めはストリートビューにあるようにあまり良くない。雪の残る早春や紅葉の季節なら見応えもあるのだろうが、人出も多そうだから再訪するかどうかは悩ましい。

この日いちばん印象に残ったのは、上空のヘリコプターとガイドさんの話だった。歩き始めてほどなくヘリが1機、白馬岳に向かっていく。山小屋への物資輸送だろうかと眺めていると、山頂近くでホバリングしている。ガイドさんによれば怪我人の救助とのことで、ここ数日、毎日のように救助依頼があり、2度も飛来した日もあったという。分母が大きくなればレアケースの絶対値も大きくなるし、人間誰しもうっかりはあるとはいえ、なんだかなあ。

帰路は長野自動車道の更埴ICまで山道を駆け、高速に乗ってからはSA毎に休みつつのんびり走る。普段使っていないルートなのでご当地ものの物販は興味深く、食べ物は東京近郊のSAより美味しい気がする。

DQNなセダン1台を除けば、特にトラブルもなかった。ペースメーカーに仕立てたトラックの後ろ、走行車線を走っていると、そのセダンは人の鼻づらすれすれ、思わずブレーキを踏むような危険なタイミングで割り込んできた。心の中で中指を立てかけた時、間髪おかず別のセダンが追い越していく。どうやらDQNセダンは煽られていたようだ。

きっかけとなった事件では死亡事故にまで至ったことから、一時期煽りは絶対悪という風潮にあったが、昨今、少しずつだが正しい方向に見方が変わりつつある。自分でハンドルを握り、マナーをわきまえた運転をする人たちから、ようやく異論が出始めたからだ。

己の欲望のため、嘘の口実をでっちあげては他人を攻撃するプーチンのようなゴミ人間もいるが、ふつうの人は理由もなく怒ったりはしない。煽られているドライバーの多くは、その原因を自分で作っている。危険な行為をされてなお自制するか、それとも煽るかは別の問題で、きっかけとなった危険行為を排除しない限り、煽りは無くならない。

今回のケースで言うと、目の前にとびこんできたDQNセダンは、日常的に危険な車線変更をしているのだろう。日頃から安全運転を心がけていれば、たとえ煽られていようと、あのような危険な割り込みはしない。煽っていた後続車も危険な割り込みをされ、ドライバーは私より短気だったのだろうと推測する。

不快な車のことは忘れることにして、談合坂で給油したら燃費はリッター12キロだった。昨今のエコカーには鼻で笑われそうな数字だが(笑)、20年以上も前に製造され、サーキットを走ればリッター5キロを割る車ということを勘案すれば誇れる数字と言える。

スポーツカーに燃費話は不要というしったかさんもいるが、それは間違い。燃費が良ければガソリンの搭載量を減らせる=軽量化に寄与、耐久レースなら給油の回数を減らせる。ガソリンを馬鹿食いして喜んでいるのは、古いアメ車乗りくらいだろう。(笑)
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