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2023年07月01日23:23

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ZARDの坂井泉水が育った丹沢山麓秦野市を中心に旅する〜Listen to me〜 2023年第10回目 2023年上半期の旅を振り返る 国際情勢コソヴォ問題

7月1日以降、改正道路交通法の施行に伴い、電動キックボードは、免許制度を撤廃し、16歳以上であれば、利用が許可される。ヘルメットについては法により、着用が求められたものの、努力義務まで下げられた。用件さえ満たせば、歩行者専用道路でも通行が可能になる。使用用件の緩和により、身近な乗り物に変わった。https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7471498

  <6月18日 秦野市アジサイの旅 Listen to me 都会から田舎へ、上半期の国際情勢コソヴォ問題>

 目次
・第1章 鶴巻温泉アジサイ道
・第2章 渋沢駅南口のカラーのプランター はだの戸川公園のアジサイ
・第3章 菩提町の農地 秦野市移住促進計画について
・第4章 今泉名水桜公園、国際情勢コソヴォ共和国
・第5勝 標高190m渋沢丘陵の尾根からの夜景 上半期の旅行を振り返る

 舞台は秦野市である。都市部から小田急線の快速急行に乗ると、日中秦野駅から新宿までおよそ70分、ロマンスカーでは58分を要する。バブル期、地価の高騰に伴い、郊外の秦野市へと通勤客向けのマンションが売りに出された。

 最初の訪問地、秦野市の東端に位置する小田急線の鶴巻温泉駅付近は、標高19mから29m、比較的土地が平坦な分、南の平塚市にかけて、広大な田畑が続く。 今回の旅のテーマは、7月10日にリリース30周年を迎えるZARDの4thアルバム「揺れる想い」に収録された「listen tome」である。田舎から都会へ出た若者の日常を丹念に綴った同曲から、秦野市から都市部へと通い続けた坂井泉水自身の日常とも重なる。

 写真=listen tomeのMV クリックして視聴 bilibiliより
https://www.bilibili.com/video/BV1ko4y197et/
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 短大卒業後の87年4月から2年間に及んだOL生活、その後歌手デビューに向けた下積み2年間、秦野市内の西端渋沢駅から、都市部へと通った。91年のデビュー後は、比較的時間に融通が利き、朝の通勤ラッシュを避けて、昼前に自宅を出て、午後から六本木にてレコーディングを行ったという。

 歌詞の内容と共に、坂井泉水の当時の日常に思いを馳せながら、アジサイスポットを巡る。

           第1章 鶴巻温泉アジサイ道

私自身丸一日使った6月17日(土)の旅の疲れが癒えぬまま、18日は(日)は昼前に秦野市内へと入った。小田急線と神奈川中央交通が発行した「大山・丹沢フリーパス」は2日間有効である。2日目は、途中下車しながら、ゆったりとした旅になった。

 最初の舞台、東隣の伊勢原市と南隣の平塚市の境界付近にある鶴巻アジサイ散歩道は、善波川に沿い、市民によって植えられていた。見頃が過ぎた7月頃、アジサイを剪定することにより、来年再び花を咲かせる。

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 前日訪問した開成町と共に、水を張った田んぼの背後には、丹沢山塊と共に箱根の山々の稜線が連なる。空がかすんでいた影響により、山の稜線は、霧の中に浮かび上がるように見えた。昨年6月19日(日)よりも、散歩客は少なく、ひっそりとした空気が漂う。遠くから太鼓と共に横笛の音が聞こえる。Withコロナ時代に入り、2023年秦野市内では、伝統的な神社や自治会が主催する祭が、本格的に再開された。

 坂井泉水自身、花を観賞する習慣があり、日常的に写真をとっていたという。坂井泉水が秦野市内で過ごした時期は、フィルムカメラが主流だった。デジタルカメラでは、内部に搭載しているSDカードに記録され、簡単に消去することができる。一方フィルムカメラは、シャッターの回数に応じて、現像代がかかる。失敗は許されず、注意深く観察して、お気に入りの構図が決まった際、シャッターを押す。

 都会から離れ、田園地帯に咲くアジサイ路を歩くうちに、心が弾んでくる。坂井泉水が発表した「listen to me」では、リズミカルなメロディーに乗って、田舎育ちの若い者が、都会へ出た様子を描いている。

 歌詞:つらい朝は、好きな曲も目覚ましにならない。軽いブレックファースト流し込んで、地下鉄まで hurry up

 大人から子供まで多くの人々が所有するスマホの時代、目覚ましや着信時、メロディーがなる。いわゆる着メロは、西暦2000年台から普及したガラケー時代にもはやっていた。

 確かに前日残業で遅くなると、翌朝にも疲れを持越し、倦怠感に襲われる。それでも仕事となれば、グスグスしてはいられない。出社時刻から逆算し、朝の短い時間、パンをオーブンで焼き、牛乳一杯飲めば、とりあえず昼間でお腹の足しになる。家から出て、最寄りの駅へレッツゴーである。

 確かに都会の生活は慌しい。朝方は、通勤・通学客が殺到し、車内は混雑する。ここ秦野市内の田園地帯は、昔から変わらず、のんびりと時間が流れている。散策中、農作業をする高齢者にも出会い、温室で花を手入れする農家の姿があった。

 続く歌詞:イヤになっちゃう 満員電車は biggest zoo(Oh yeah) 乙女の心の髪も(hey)靴もダイナシよ(hey)夢も恋も(hey)遠いなんて、寂しいじゃない

 日常生活に追われていると、癒しを求めたくなる。通勤・通学の混雑した列車内では、体力と共に神経を刷り減らす。列車の中でたちっぱなしだと、他の乗客との接触により、スーツが汚れ、皺が出来やすい。重要な面談や会議が控えた際、身だしなみに変化があると、相手の印象を悪くする。会社の最寄り駅で降りる際、スーツについた埃を払い、靴の汚れを確認する。準備が整えば、オフィスビルへまっしぐらに向う。

 サビ:listen tome くりだそう、巨大なビルの迷路なんて怖くない(yeah) We’ll be all right ありふれた日常のキャパシティー超えなくちゃね。

 誰しも都会の生活は億劫、気を引き締めて、ビルが犇く中、アスファルトの舗装路を力強く歩く。何気ない都会の日常の風景が、歌詞に描かれていた。
                                     <Aメロ終わり>

 散策路の途中では、4年ぶりに、飲食ブースが出た小さなお祭が開催されていた。善波川沿いの一角のブースの前で、ゲームに参加した子供達が、景品交換の列に並ぶ。係員は、地元に住む高齢者が勤めていた。世代間の交流を通して、秦野市内は、子育てしやすい環境を整え、定住を促進する。

 アジサイの花の方は、強い日差しに直接当たることにより、見頃を過ぎていた。木がかぶってくれると、日陰になる分、葉は痛まなくて済む。

 散策路の終わり地点、大根川の思川桜並木では、枝葉が日差しを遮ったおかげで、アジサイの花はしっかりと色味が出ていた。

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 桜並木越しに、大根公園の敷地内の遊具を使う子供や、スケートボード場で練習に興じる若者の姿がある。梅雨の晴れ間の休日、帽子を被り、水分を補給しながら、それぞれルールを守り、思い思いに過ごしていた。秦野市内は、人々の暮らしが、程よく自然の中に溶け込んでいた。

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第2章 渋沢駅南口のカラーのプランター はだの戸川公園のアジサイ

 2番目の舞台は、神奈川県立はだの戸川公園である。小田急線最高峰となる標高163mの渋沢駅から、北へ4,1km、標高は340mになる。私は、北口から出るバスの時間を意識しつつも、一端南口へと向った。2015年から、坂井泉水の記念プレートの前には、プランターが設置された。地元商店街の有志によって、カラーの苗を植え付け、経過を見守った。2018年3月には、ファン20人が加わり、球根の植え替え作業を始め、水やりを行った。土の乾燥と共に、蒸れを避けるべく、暑い夏場は軒下へ、大雨の日は室内に保護する。地元商店街とファンが一体となり、しっかりと芽を出した。

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花言葉は、「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」「清浄」である。色白の肌に、切れ長の目をした彼女は、身長は165cm、ほっそりとした体型ながら、手足も長い。学生時代から容姿と共にスタイルの良さにも定評があった。デビュー後は、プロモーション活動の一環として、テレビの前にも姿を見せていた。極度のあがり症だった彼女は、トーク中に容姿の良さについて触れられると、言葉に詰まっていた。1993年2月5日に、テレ朝系列のミュージックステーションで「負けないで」の熱唱を最後に、テレビの前から姿を消したのである。

 日の光を好み、水際に咲くカラーとは対照的に、坂井泉水自身は、人目を避けて、郊外の秦野市内の実家にとどまった。バブル崩壊から数年立ち、土地の値段が下がり始めた1996年11月に、町田市南部に住居を買い、両親と共に移り住んだ。彼女が最後にすごした町田市南部に位置する東急田園都市線つくし野駅付近は、閑静な住宅街だった。各駅停車のみとまる駅前は、こじんまりとした商店やドラッグストアーが並ぶ。彼女自身、静かな空間に身を寄せ、詞の着想を練っていた。

 詳細 つくし野駅前の景観 town fhoto net https://townphoto.net/tokyo/tsukushino.html

写真=96年ごろ モナコにて18thシングル「心を開いて」のMV撮影時 掲載元 NEWSポストセブン 2021年5月1日付け
https://www.news-postseven.com/archives/20210501_1655648.html/2
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 駅北側から公園に隣接した大倉行きのバスに乗り、戸川公園を散策した。強い日差しと高い気温の影響により、アジサイは見頃を若干過ぎていた。バス停側の傾斜地で、風のつり橋を背景に、アジサイを撮影する。

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 アジサイの花言葉は、「移り気」、「浮気」、「無常」である。花の色合いが、土によって異なることから、人間の心の変化を表現している。土壌が酸性だと紫色に、逆にアルカリ度が強いと水色になる。色ごとにも花言葉がつけられていた。「青=辛抱強い愛情」、「ピンク=元気な女性」、「白=寛容」である。男性から女性への贈り物としては「ピンクの花」がふさわしいといえる。

 四季折々花が咲く戸川公園は、アジサイの季節が終ると、7月に真夏の太陽の下大きく育つヒマワリが咲き出す。神奈川県西部地域のフォトスポットとしても定着していた。

      第3章 菩提町の農地 秦野市移住促進計画について

 3番目の舞台は、水無川の北側に位置する菩提町秦野北中の脇に位置する農地である。国道から離れ、開けた空間には、田園地帯が広がる。タウンニュース秦野の6月2日付け記事によると、5月下旬頃から、ソバが白色の花を咲かせているとのことだった。

 詳細 タウンニュース秦野 https://www.townnews.co.jp/0610/2023/06/02/680955.html

現場へ着くと、ソバの花は白色から黒色へと変色していた。
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都会の雑踏とは無縁で、ヒバリの鳴き声が響く。作業の合間に休憩していた年配の農家に話を聞くことができた。一見都会とはかけ離れた田舎にも、2022年4月16日に新東名高速の開通に伴い、土地の買収話が出ているという。

写真 掲載元 NEXCO 中日本 2022年2月24日付 https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/5365.html
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菩提町は、最寄りの渋沢駅から2kmから3km以上離れ、都心へ通勤客用のベッドタウンとしての開発には適さない。2025年に開業予定の秦野インターチェンジと、国道246を繋ぐ道路開発計画が立ち上っているという。高速道路の事業計画により、周辺の町並みが変わろうとしている。

Listenn to meのBメロでは、都会の生活の一端を表現している。

歌詞:人の噂 うんざりする かしましい tea time 嫌いなユニフォーム、少し ヒップ 太ったみたい oh my god!

人の出入りが激しい都会のとある喫茶店、のんびりくつろぎたかったものの、人の話し声で、落ち着いてはいられない。日々仕事に追われると、自炊が面倒になり、外食や弁当が中心の生活に陥りがちになる。栄養が偏った分、体型が変わっていることに気付かされる。

 続く歌詞:ホンネとタテマエ 段々大人になっている証拠? 忘れたくない ハートはソウル(hey)つまずいても(hey)傷ついても(hey)愛があれば楽しいじゃない

 大人への階段を上るにつれて、些細な変化にも気付きやすくなる。仕事に慣れてくると、日々の体調を整えるため、自己管理が求められる。

 秦野市内といえば、人々の暮らしと自然との共存を考えて、街づくりを進めた。菩提町の東に位置する西田原町では、不二家を含め、工場と共に、ドラッグストアーが林立する。菩提の南側には、島津製作所が拠点を構えた。工場が建つことにより、法人税が市に入ってくる。秦野市側は、法人税を使って、子育てや福祉支援金に回し、手厚い住民サービスを提供した。大規模工場の進出に伴い、従業員向けの住宅が建設され、不動産市場も活気を帯びる。秦野市内は、都市郊外ならではの立地を生かして、住居と共に働き先を確保した。コロナ禍による制限が緩和され始めた2022年9月25日に東京都の国際フォーラムで行われた「ふるさと回帰フェア2022」に参加し、移住に興味ある方を対象に相談に乗った。その1週間前の9月19日(月・祝)には、ABCハウジング西湘・小田原住宅公園にブースを出展した。市がアピールするのは、子育て世帯向けの定住政作「はだの丹沢ライフ応援事業」である。市外、または市内の子育て世帯が、新たに住居を取得する際、市が支援金として一定金額を補填するという。ブース内では、親世帯が相談している間、子供達向けに、缶バッジつくりやゲーム体験コーナーを用意した。
 詳細 秦野市内ホームページ https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1646291263259/index.html

新東名高速道路の開通に伴い、昭和の里山を豊富つとさせる菩提町の景観も変わりつつある。農家の高齢化に従い、耕作放棄地も増加傾向にあるという。休耕田では、ヒバリがさえずりをあげていた。開発が及ぼうとしている菩提町は、古きよき田園風景の中に、公民館や、小中学校の校舎がある。高齢化が進む中、地域のコミュニティーが維持されていた。

 写真=バス停菩提停留所付近の畑
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  第4章 今泉名水桜公園、国際情勢コソヴォ共和国

 4番目の訪問地は、秦野駅から南側へ徒歩5分の距離に位置する今泉名水桜公園、さらに2km先の渋沢丘陵・今泉町の高台である。

 市民の憩いの場と化した今泉名水桜公園は、散策路と池の間の土手に、アジサイが花を咲かせていた。水際に咲くカラーの花は、いくつかの株は咲いていた。南側に渋沢丘陵、北側の丹沢山塊に接する秦野盆地は、市内のいたるところで、湧き水が流れる。全国名水百選に入った「秦野盆地湧水群」の中で、最大の湧水量を誇る今泉名水桜公園は、18種類の桜が植えられた。春先はオカメザクラに始まり、代表種ソメイヨシノ、シダレサクラ、ウコンザクラ、ヤエザクラと開花リレーが行われる。神奈川県内唯一の盆地は、縄文時代から生活用水として利用された過去がある。暑い夏場は、ハイキング客にも、天然の湧き水はありがたい存在だった。

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Listen tomeが収録された4thアルバム「揺れる想い」のリリースは93年7月10日、当時は冷夏に見舞われ、作物の不作により、平成の米騒動が起こった。

 国際情勢では、旧ユーゴスラビアの内戦、ソ連の崩壊による、経済の混乱期を迎える。旧ユーゴスラビアの国々では、連邦維持派のセルビア人と、独立を願う各共和国の民族との間で、戦争が起こったのである。クロアチア、ボスニア・ヘルツェコヴィナの紛争は、アメリカが介入して、落ち着いた。連邦内でも最も北のスロベニアは、十日間戦争で決着をつけ、目だった争いは起きていない。最後まで続いたのは、セルビア共和国内のアルバニア人が中心のコソヴォ自治州だった。

コソヴォ関連直近の日記 2023年2月17日、独立15周年の日
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1984411502&owner_id=32437106

イスラム教を信仰するアルバニア人の独立部隊コソヴォ解放軍と、セルビア正教が中心のセルビア人との間で98年から99年まで1年半に及ぶ紛争が起こった。アメリカを主導とするNATO軍の介入により、決着がついた。敗戦したセルビア軍は、NATOの治安維持部隊(KFOR)をコソヴォ自治州内に受け入れたのである。KFORの庇護下で、2008年2月17日にコソヴォ共和国は独立を宣言した。KFORには、NATOの加盟国以外にも、ウクライナやアルメニア、アルゼンチンも加わっている。当時軍事的中立を保ったフィンランドとスウェーデンもKFORに兵を派遣している。国連加盟113カ国が、コソヴォの独立を承認しているものの、セルビア共和国と共にロシア連邦は認めていない。常任理事国のロシアが拒否することにより、国連には未加盟なままである。セルビア人とアルバニア人は共に歩みよれず、常に緊張状態に陥っている。


2023年4月には、セルビアとの国境沿いのコソヴォ共和国の4自治体の首長選挙を巡り、セルビア人の間で、連合体設立を主張して、ボイコット運動が起きた。コソヴォ国内では、アルバニア人が92%、対してセルビア人は6%程度とみられている。北部4自治体に限り、セルビア人が多数派を形成する。首長選の得票率は、4自治体で平均3,5%、アルバニア人の首長が誕生したことをきっかけに、セルビア人が暴徒化した。5月29日には、4つの自治州のひとつであるスベカン市の市庁舎前に、抗議をあげた市民と、KFORの兵士が衝突する。KFORの兵士30人、デモ参加者52人が負傷した。NATOは、4月下旬、KFORの兵士700人を増派し、治安維持に当たる。6月1日に、事態の打開を図り、モルドバのブルボアカで開催された欧州政治共同体(EPC)の会議に出席したフランスのマクロン大統領とドイツのショルツ首相が手を打った。コソヴォのオスマニ大統領と、セルビアのブチッチ大統領を招待し、会談の場を設けたのである。お互い譲り合わず、解決にはいたらなかった。

写真 左側マクロン大統領、真ん中オスマニ大統領、右側ショルツ首相https://www.theguardian.com/world/2023/jun/02/macron-scholz-urge-kosovo-fresh-elections-ease-serbia-tensions
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 6月6日、アルバニア人のコソヴォ共和国のゲルバラ外相が、訪問先であるチェコの首都プラハでの記者会見にて、再選挙について触れた。セルビア人とアルバニア人が共に参加し、自治体の長を決める必要性を説いたのである。ロシア軍によるウクライナ侵攻に端を発して、旧ユーゴスラビア内の民族紛争も最熱した。EU諸国が仲裁に入ることにより、争いを回避しながら、問題解決策を探っていく。

 坂井泉水は、メディアへの露出を避けて、テレビや新聞から情報を得て、気づいたことや感じたことを、ノートに書いていた。故郷への愛や青春を謳歌する若者を描いた歌詞からは、平和へのメッセージを読み解くことができる。時を経ても、彼女が言葉を綴ったノートは、事務所によって保管され、展示会を通して、一般の人々の目にとまった。彼女の思いに反して、再び世界は民族紛争が勃発している。
 
  第5章 標高190m渋沢丘陵の尾根からの夜景 上半期の旅行を振り返る

 午後6時30分前後、陽が傾くにつれて、淡い夕日が、丘陵地の畑に差し込んだ。既に作業している農家の姿はなく、高い木の枝に止まるホオジロのオスがさえずりをあげていた。連休の頃と比較すると、緑が濃くなる分、野鳥の姿は隠れてしまう。日没後も、薮の中からウグイスのオスが、美声を響かせていた。標高190mの渋沢丘陵の尾根沿いの休耕田の1角に、紫色のラベンダーがまとまって咲いている。時刻は午後7時、昼時西の空はややかすんでいたものの、おぼろげながら雲間から富士の輪郭が見えた。

 写真=午後6時55分        写真=午後7時1分
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 舞台は秦野盆地を眺める田畑の見晴らし広場である。トワイライトタイムは午後7時15分から25分、盆地内の町と若干距離がある分、青みがかった空と、街明かりが調和する7時20分頃からシャッターを切る。

 午後7時20分            午後7時33分
フォト フォト

午後7時35分、すっかり辺りは暗くなった。周囲に人影はなく、まばらに車や軽トラックが通る。街頭はないとはいえ、空が明るい分、懐中電灯なしでも歩くことが出来た。

 Listen to meのBメロのサビ

 Listen tome 飛び出そう ダークグレーの空の色 塗り替え(yeah) We’ll be alrightありふれた日常のキャパシティー越えなくちゃネ
                                                  (終わり)

 坂井泉水は、人の心を、空色にたとえて表現していた。確かに、都会は人も物も激しく行き交う分神経質になりやすい。時に田園地帯に身を寄せることにより、リラックスできる。プライベート空間を充実させることにより、日常のキャパシティーを超えられる。1人の若者が、都会の生活に馴染んでいく様子を表現していた。

 最後に2023年、上半期だけで計10回に上った丹沢山麓秦野市を中心とした旅を振り返る。昨2022年は、1年間トータルで訪問回数は10回、今年は上半期のみで10回のうち、秦野市内に9回足を運んだ。時期を変えて、散策することにより、自然の些細な変化が見えてくる。

 昨2022年10回分の旅をまとめた日記 2022年12月4日(日)の旅 テーマ 負けないで https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983912359&owner_id=32437106

写真=上記の日記より 2022年12月4日に今泉名水桜公園で撮影したカラーの花
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 2023年第1回目 1月29日(日) テーマ Stray Love
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1984355577&owner_id=32437106

 写真=伊勢原市大山阿不利神社からの夜景 1月29日 午後5時37分
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第2回目 2月26日(日)テーマ 止まっていた時計が今動き出した
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1984508729&owner_id=32437106

第3回目 3月30日(木) テーマ Teen age dream
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1984790835&owner_id=32437106

第4回 4月9日(日)第5回 4月16日(日)テーマ 君がいない
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1984886046&owner_id=32437106

第6回 4月29日(土・祝)第7回 5月4日(木・祝)テーマ 揺れる想い
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1985091153&owner_id=32437106

 写真=上記の日記より 弘法山公園権現山展望台 5月4日 19時1分
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第8回 5月21日(日)17回忌 追悼 テーマ 遠い日のNostalgia
https://mixi.jp/list_diary.pl?month=5&year=2023&day=27

第9回 6月17日(土)テーマ 瞳閉じて
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1985336885&owner_id=32437106

 写真=上記の日記より 小田原城 撮影 6月17日 午後7時38分
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 秦野盆地は夏場、北の丹沢山塊、南の丘陵地から乾いた風が吹くことにより、熱がこもりやすい。厳しい暑さに見舞われる中、湧き水が育んだ緑の中でも散策は、清涼感を味わえる。

 都会の喧騒から離れ、デビュー後もしばらく故郷にとどまり続けた坂井泉水の世界観は、丹沢山麓秦野市を原点とする。時を経てもなお、人々の心に残り続けている。

 写真 掲載元 Amebro ZARDの軌跡を 2021年5月27日 ZARD坂井泉水さんのWEB顕花台 2021年5月21日付け 2020年のWEB顕花の写真
https://ameblo.jp/azabu1234/entry-12676098430.html
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