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2023年06月20日23:38

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帝国の黄昏か・その1【長期化、混迷深まる烏ロ戦争】

■ロシア兵の死者、名前確認分だけで2.5万人 英BBCなど独自調査
(朝日新聞デジタル - 06月18日 14:55)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7455266

■最低10万人が「戦線離脱」の可能性大■

このBBCの報道が事実だとすると、負傷者で最早戦線に復帰が困難な兵士が3倍、更に身元確認が不可能なロシア兵が同等しかいなかったとしても、計算上は10万人が戦線離脱したことになる。

以前独立系メディアのメディアゾナが中佐以上の所謂「佐官」とされる地位の人たちの戦死者は238名だと報じた。こちらはBBC以上にリアリティがある。

事実だとすると、BBCの見立て以上に凄い数字になる。

佐官クラスになると、一人あたり平均で1000名近い兵士を管轄に置いているとされているから、10万人どころか、20万人が戦線離脱した計算になる。

世界最大の軍事国のアメリカですら、米国史を紐解いても、流石に238名も佐官が戦死した戦いはない。それを思うと大変な数であり、ロシア軍の中枢は我々が想像している以上に相当参っているのではないだろうか。その証拠に本来ウクライナには距離を置き、どちらかというと、ロシアに対しては宥和的でいたはずの南アのラマポーザ大統領ら、アフリカの主要国の首脳がキーウ訪問の際、あろうことか、ロシアはミサイルをキーウに発射している。ただ子どもが怪我をしてしまったものの、これらはパトリオットで迎撃されたという。このような状態なので、ロシア軍は統制すら以前ほど取れていないと見做してほぼ間違いないだろう。

■ウクライナ軍の投入された主力はこれでもまだ25%■

開戦前のウクライナ軍は26万人とされていた。しかしその後ゼレンスキー大統領が戒厳令を敷き、兵員が増強され、現在展開しているウクライナ軍は70万人とも75万人ともいわれている。

6月9日あたりから反転攻勢が始まり、ゼレンスキー大統領もハンナ・マリャル国防次官もそれは隠していない。アメリカからハイマース、トルコよりドローン攻撃機のバイラクタルTB2を供与され、押し返し、更にイギリスから巡航ミサイルのストームシャドー、ドイツからレオパルト2型戦車を供与され、反撃に出ている。

但し現在反撃に動員されている部隊は12旅団のうちの3旅団に過ぎない。

ロシアのプーチン政権は全て撃退に成功と毎日のように報じているが、ここ10日ほどの烏軍の損耗はロシア軍が一日で被る損耗と同等ぐらいになっているほど実は少ない。

昨日、南部へルソン州ではロシアが自称している州都・ヘニチェスクの武器貯蔵庫にストームシャドーの着弾があったという。イギリスから供与された、巡航ミサイルのストームシャドーの効果は絶大のようだ。

ウクライナ軍としては南部制圧をやりやすくする、ロシアの継戦能力を削ぐ形成作戦が主目的だろうが、なぜまだ全軍を反撃に投じないのだろうか。

それは烏軍に見逃せない欠点に気付き始めたからではないだろうか。

烏軍が気付き始めた欠点、弱点については次回にしたい。最後まで御覧頂きまして、ありがとうございました。

(続く)

写真左から順に、ゼレンスキー烏大統領、ハンナ・マリャル国防次官、へルソン州の州都へルソンと「自称」新州都・ヘニチェスクとの位置関係
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