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2023年05月08日17:48

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ドローン

クレムリンに突撃したのはうちの機体ではないです。(笑)

それにしても実行者は誰なのか。

タイミングや規模、場所を考えると、ウクライナの正規軍ではないだろう。ロシア軍の防空アセットを戦場から大都市圏に引き抜く効果やロシア国内の防空網調査も考えられなくもないが、そもそもウクライナにロシアの都市部を攻撃する意思はない。狙うならミサイル母機のいる空軍基地で、その時はもっと破壊力のある機体を使うはず。今回程度の攻撃では、首都の防空指揮官の顔に泥を塗るなど嫌がらせ程度の意味しかない。

世界の耳目を集めたり、自国民の士気を高める効果も期待できるだろうが、今はまだそんなことをせずとも世界はこの戦争に注目しているし、ウクライナ国民の士気も十分高い。

プーチン暗殺説を唱える人々もいるが、やるとしたら執務中の昼間だろうし、それ以前に彼はいまクレムリンにはいないという。なんらかの理由で立ち寄ったという情報を得て襲撃したのだとしたら、弾頭の威力がしょぼすぎる。

だから最初は偽旗作戦を得意とするロシアによる狂言だろうと思ったが、その後のロシア政府の反応を見ると、ちょっと怪しくなってきた。公式発表は襲撃から12時間もあとだし、「報復」攻撃も首都を殴られたにしては規模が小さい。報道官らの「口撃」も控えめだ。

となると考えられるのはロシア国内の反政府勢力だが、犯行声明がいまだに出てこないのはおかしい。声明潰しに奔走していたからロシア政府の公表が遅れたのだろうか。

そんなことよりも気になるのは、ロシア軍の損耗状況だ。ウクライナ軍があえてバフムトに留まっていたのはロシア軍に多大な損害を強いるためと言われ、私もそう思っていたが、バフムトで戦っていたのは主にワグネルの傭兵、ロシア軍にとって撒き餌程度の価値しかない。もしかしたら、ロシア軍も彼の地でウクライナ軍を消耗させるのが狙いだった可能性もある。となると、ロシア軍本体は言われているほどダメージを受けていないかもしれない。


所要で家電量販店に立ち寄った時、ついドローン売り場に引き寄せられてしまった。以前見たドローンはそこそこの大きさにもかかわらず航続時間が5〜10分と短く、そのくせ値段も高かった。ところが今は大型と小型に二極化し、大型はあいかわらずいい値段をしているものの航続時間が30分以上になり、手頃な小型でも15分前後の飛行が可能になっていた。

そんなわけで、魔が差してしまった。

購入したのがこれ。
https://www.ryzerobotics.com/jp/tello
バッテリ3個と充電器込みで2万円を切る。VRゴーグルやプロポ(操縦器、コントローラ)にも対応しているが、使いこなせるか不明だったので、それらは後日検討することにした。

バッテリが満タンになった翌日、専用アプリをスマホにダウンロード。予習した手順(取説は無いのでネットで調べた)に則って、スマホのWi-Fi設定を機体の送信機に合わせて両者をペアリングさせる。準備が整い、画面の離陸ボタンをスライド・・・機体は無事進空し、目の前でホバリングをしている。

スマホの画面には左右の下寄りに円状のアイコンが表示され、中心からゲーム・コントローラのジョイスティックが生えているイメージで前後進、横滑り、上昇下降、左右回頭を指示する。

最初は加減がわからず何度も墜落させてしまったし、歓迎の紙吹雪ならぬ棚上のホコリが舞ってくしゃみが止まらなくなったりもしたが、昔いじったラジコン・ヘリと比べたら操作ははるかに楽だった。なにしろ画面から指を離せばその場で静止・ホバリングしてくれるので、広い場所ならぶつかるものがないから墜落することもない。

部屋の中での操縦に慣れたので、週末、埋立地の公園で屋外フライトを試すことにした。

ドローンのサイズが二極化したのには理由があって、機体重量が200グラムを超えると無人航空機扱いとなり、機体と所有者をお役所に届け出なければならない。機体には登録番号を記したシールも貼る。飛ばす時は航空法が適用され、違反すると罰せられる。飛行可能な場所の制約も厳しく、場合によっては許可を取らなければならない。

一方200グラム以下のものは「トイ・ドローン」と俗称される通りおもちゃ扱いなので、空港の近くなど限られた場所での飛行は禁止されているが、登録の必要もない。

購入した機体は上記公式サイトにあるように80グラムしかなく、ローターが指に当たったり墜落した機体が頭に当たってもイテテで済む。とはいえ、走行中の自動車などに墜落したら事故を招きかねないし、ローターの周囲にガードの無いモデルもあるから、歩行者の顔面に衝突でもしたら失明させてしまう危険もある。

しかも機体の軽さが災いし(エアコンの送風程度でも影響を受ける)、風のある日は制御不能になったあげく行方不明になる機体が続出するという(エアタグなら装着できるかな?)。

幸い屋外初フライトの日はほぼ無風だったので、基本的な操作を一通り試すことができた。広場では先着の人たちがすでに飛ばしていたので、飛行高度を抑えドローンの後から遊歩道をぐるぐる歩いていたら犬と散歩でもしているような気分になり、無機質なおもちゃが可愛くなってきた。名前でも付けてやるか。

ただし前進速度や上昇速度はMaxにするとけっこう速いので、操作は慎重にすべきだろう。コントロールが可能な距離は80メートル程度とのことだが、限界はまだ試していない。添付写真の撮影高度は20メートルくらいだが、もっと余裕でいけそうだった。

いまでこそ1000万画素のカメラも珍しくなくなったが、搭載するカメラは500万画素、ひと昔前の一眼レフ並み。動画の撮影もできる。カメラの映像はリアルタイムでスマホの操作画面に表示されるから、機体を目視せず画面だけ見て飛ばすこともできる。慣れてきたらVRゴーグルも試してみよう。パイロット気分を味わえそうだ。

開けてはいけないパンドラの箱をまたひとつ、開けてしまったような気がする。
フォト


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