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2023年03月23日05:05

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“夢の試合の夢の対決”を堪能しました。アメリカ版の映像は、余計な作為がなくて心底楽しめます。

テレビ朝日の中継を3時間以上見ていましたが、9回の攻撃に入ってのスコアボールドのクロースアップや、画面いっぱいに拡大した大谷の顔に、とても違和感を覚えました。そこで今、Youtubeに上がっているアメリカの放送ダイジェストを見たら、とても冷静に試合を見つめていたので感激しました。

いずれリンクできなくなるとは思いますが、下記のアドレスです。
https://www.youtube.com/watch?v=qkRUcYHJ1JI

英語しかありませんから、あんまりよく理解していません。しかし9回表に大谷がマウンドへ向かうシーンで、“ドリーム・マッチにおけるドリーム・シナリオだ”と言っているのはいいですね。そしてトラウトとの対決だけでなく、最初の打者マクニールを四球で出し(代走B・ウィットJr)、続く打者ベッツを二ゴロでダブルプレイに取るシーンが入っています。

9回大谷が先頭打者に四球を与えたときの嫌な気分は、先制された直後に村上を打席に迎えたとき、“ここでホームランを打てばすごいな”と思っていたときにその僕の思いが現実になっていただけに、それ以上考えたくないと思ったわけです。思ったことが現実になったら怖すぎる。しかしベッツは絵に書いたようにダブルプレイとなりました。マンガでこんな展開にしたら、担当さんからNGですわ。

そしてアナウンスが“5年間同じチームの同僚である2人”が、9回ツーアウトで対戦したと語ります。それも“アメリカチームのキャプテンと日本チームのキャプテン…”と言いかけて、“リーダー”と言い直してましたね。栗山監督は“キャプテンは置きません。ひとりひとりがジャパンです”という方針だったらしい。

とはいえ、入場行進で両国の国旗を持っていたのが大谷とトラウトでした。あんまり英語は分かりませんから、アナウンスには多少の事実誤認もあったでしょうし、日本のことを知らないゆえの発言もあったもしれない。しかし僕が理解した限りにおいては、実に公平な発言だったと思います。

それとテレビカメラが実にゆったりとゲームをとらえています。スコアボードへのクロースアップはないし、大谷の顔だけをアップにすることもない。それでいて三振した直後のトラウトの“クソ!”という一言の唇の動きは確実にとらえていました。その言葉をどうこう言うつもりはありません。自分に対する言葉でしょうし。

トラウトの“クソ!”は、日本のオールスターゲームでパ・リーグの四番打者が阪神の当時売出中の投手に対して“ストレートで勝負せんかい!”と発言したような意味ではないと僕は思います。そのパ・リーグの四番打者は次の機会に“3種類の投げ方”でストレートを投げられて三振しました。←これはこれで“名勝負”でしたね。

つまり僕は、解説の松阪氏(だったと思う)が、日本人選手が三振したときにアナウンサーが“あのスライダーですよね”と発言したのに対し、“3種類ありますから”と語っていたので過去のオールスター戦を思い出したのです。あの阪神の投手は、メジャーリーグに行ったのでした。阪神の監督になってくれよ。

ということで、大谷選手の雄叫びを、日本のテレビ放送で見ていると“やりすぎ”に思えたのですが、アメリカの画像を見ていたら普通のファイティング・ポーズに思えたのでした。おまけにテレビ朝日はこの中継を再放送せず、細切れに感想などを挟み込んでとても叙情的な編集(女性アナウンスがあまりにもセンチでした)をしていました。それがアメリカ版にはないから、試合のダイナミズムが伝わってきます。

それと、2回に村上のホームランボールをキャッチした観客と、8回にシュワーバーのホームランをキャッチした観客は、ほんの2〜3席となりだったんですね。こういう細かい部分をきちんと見せてくれてこそ、の報道映像だと思います。

とりあえず、中野と湯浅という2人がこの体験を共有して、今後どのように羽ばたいていってくれるかに期待したい。村上や岡本は、間違いなく今シーズン大活躍するでしょう。戸郷も大勢もそれに続くと思う。ま、アメリカのマスコミが言う“日本チームにいた若い選手たちも、いずれすべてメジャーリーグに来るだろう”というのがお世辞でなければ、阪神タイガースの選手たちは残るから、その時ダメ虎の優勝もありうるでしょう。

というような、勝ち負けにこだわった発想が大谷のドアップにつながっていたわけですから、僕はマスゴミと同じ穴の狢、いや同じ穴のミミズですわ。もういっぺん、味噌汁で顔洗って出直します。サイナラ、サイナラ、サイナラ。
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