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2023年02月24日00:27

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少子化対策の「ヘッドピン」をスルーしている

■これが少子化対策の一環かと思うと情けない気が・・・■

萩生田氏の施策は少子化対策の積りなのだろう。まあ時事通信社は左派系のマスコミであり、どちらかといえば朝毎ほどではないにしても、自公政権には批判的だ。
心ある人たちはそのあたりは間引いて考えないといけない。

業と集中砲火を浴びやすい切り取り記事を拵えた可能性があるという事だ。

政策のピントがズレ過ぎだと思うのは私だけだろうか。

書こうと思えば150文字の字数制限を優に越えてしまう為、日記にした次第である。

結論を言ってしまえば、少子化対策の決定打は住宅の確保ではなく、若年層の非婚化に歯止めをかけることだ。これが達成出来れば、少子化は勿論、年金不足も改善出来る。
寧ろ結婚して家が無いとか、子どもを預けられるところがないという悲鳴はまだ贅沢な方なのだ。実際家庭の事情、経済的な事情で結婚すら出来ない人は大勢いる。

来なかった第三次ベビーブームの轍を踏んではならない。

第一次が団塊世代で、二次が団塊ジュニア世代、しかし第三次は起きていない。

なぜか。団塊ジュニアが就職難だったからだ。

自民党政権の大票田となる露骨な高齢者重視、バブル崩壊後の若年層の雇用問題を無視し続けた事、バブル期からの流行りで、「条件闘争」と化した結婚観が就職氷河期世代の非婚化に拍車をかけた。結婚適齢期の世代の低収化→非婚化→少子化→年金を支払う人たちが減る。現に団塊ジュニア世代は実に4割近くが結婚していない。

政府は漸くこのセグメントの方たちで、非正規の方たちを正社員化しようとしているが、最早時既に遅し。最も年長者は昭和46(1971)年生まれで、2023年で52歳だ。

自分も就職氷河期世代だから厳しい事を敢えて書く。

この世代の方たちは日本にいる限り、死ぬまで国から見捨てられ続け、バブル・ゆとり親子の「餌食」となり、生涯終わる可能性が極めて高い。そう覚悟して人生と向き合った方が良い。

日本では令和の時代になっても、相変わらず年功序列が強い企業が多く、52歳で初任給をもらっても、60歳までどれだけ給与が伸びるのだろうか。しかも大抵の企業では55歳でベースアップは停まる。ベースアップがあったとしてもだ。

政府はこの方たちには生活保護を検討した方がはるかにマシではないか。

本気で正社員化を考えているのであればの話だ。

この世代の非正規の方たちからは次のような声をお聞きした。

「俺たちだけでも、安楽死を認めて欲しい。」(47歳、男性、非正規)

「どうせわたしたちにそんなことをしても年齢的に無駄だから、せめて若い子たちを救ってあげてください。もう就職氷河期世代で泣く人が出ないように。」(48歳、女性、非正規)

就職戦線異状なしで、聞いた事もない(失礼!!)偏差値40台の学校でも難なく一部上場企業に就職出来、気に入らない上司、先輩がいれば、それこそファッショナブルに転職しまくれたバブル・ゆとり親子の方たちには到底信じられないだろうが、この世代の実態はここまで悲惨だ。

〜おことわり〜

★★飽く迄全体では、という話です。ひとりひとりで見た場合、そうではない、立派な方がいるのも認識しております。全体としてどうかと述べているにも拘わらず、ひとりひとりはこうだ、と個別議論で反論されたり、アンチコメントを付けられても一切応じませんので、悪しからずご承知置き下さい。★★

雇用がアベノミクスで学生の就職難こそ就職氷河期世代ほどひどくは無くなったものの、雇用がバブル世代並みに安定している訳ではない事もあり、就職氷河期世代からゆとり・さとり世代になったからといって、急に結婚しだした訳ではない。若い世代は就職氷河期世代を見ていれば自分たちの今後が冷酷にも認知出来てしまう。

だから簡単には解決しないだろう。

90年代のツケが今になってボディーブローにようにじわじわと顕在化してきているのを感じる。

このようなお茶を濁した政策ばかりやらず、非婚化解消にもっと迅速に動くべきである。そうでなければ、結婚適齢期の世代の低収化→非婚化→少子化→年金を支払う人たちが減るといった負のスパイラルが延々と続く。自公政権の大票田は相変わらず高齢者だが、その票田の高齢者の年金も減れば、支持もどっと減るのは明白だ。

「おらが村の大先生」たちは票田を失う事になっても良いのか。

実際に昨年は40代の就職氷河期世代のショッキングな犯罪が多かった(cf.3枚の写真)。

埼玉県川越市のネットカフェ立てこもり事件で、逮捕された長久保浩二容疑者。彼は逮捕されるや、ピースをしていたのが印象的だったが、それ以上に供述がまともな人であれば、唖然とさせられるものだった。何と自分の人生に嫌気がさして、逮捕されたくてやったと供述。安倍元首相を暗殺した山上被告、昨年12月26日に埼玉県飯能市で起きた殺害事件の斉藤淳容疑者もこの世代だった。

犯罪自体は決して許されるものではないが、彼らは皆40代で就職氷河期世代。

とても偶然とは思えない。

果たしてこのようなその場しのぎの弥縫策ばかりで社会が持てば良いが。考えたくはないのだが、既に昨年の3人の犯罪者を見ていると、崩壊の兆しが出ているのかもしれない。

(了)

■新婚家庭に公営住宅空室を=萩生田自民政調会長
(時事通信社 - 02月23日 19:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7312146
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