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2022年11月26日22:57

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ポタリストの記録【4代目のタイヤの習熟走行・その2】

■自転車引き取りと介護認定の申込■

預けた40年来の自転車屋に点検、タイヤ交換済の自転車を引き取りに徒歩で行った。途中例によって24HスーパーでPBの焼き立てパンパンを3個、500mlのこれまたPBのペットボトルの麦茶を調達。値上げラッシュの昨今だが、これで365円。昭和の個人商店のスーパーのお値段かと思うほど廉価なのはありがたい。

行きつけの自転車屋では店頭に引き取りを今や遅しとばかりに私の自転車が待っていた。
以前からリアディレーラーのうち、4速→3速に落とす際、違和感を覚えていた事を伝えている。主人は今回はフロントのシフターの調整を行なったという。主人と更に詳しい話をしようと思っていたら、年配のお客さんが次々と来てしまった為、おカネだけ払って、後日説明に伺うと伝えた。

後から来た年配のお客はパンクしたそうだ。この日は雨上がりだった。雨上がりは異物が直立していることが多いので、パンクしやすい。

一路、市役所に向かう。

余り期待していなかったが、フロントのシフターの調整は確かに効果があった。カチカチとタッチが気持ちが良いし、シフトチェンジもスムーズだ。勿論ロードバイクのようにスパスパと決まらなくても良い。所詮今つけているリアディレーラーはSHIMANOのALIVIOだ(純正はALTUSだが、リアディレーラーハンガーの破損を機に、最後の8速のALIVIOがこちらの自転車屋にあるというので、替えて貰った)から、それほど変速スピードが速い訳ではないものの、懸案の4速→3速もしっかり決まるようになった。

個人的には初任者研修と生活支援員の資格はあるものの、周囲から再三勧められた事もあり、市役所の介護福祉課で老母の介護認定の申込をするためだ。

現在の平均睡眠時間は4時間台。23時頃に帰宅後、洗濯や翌日の準備等をしてから1時半ごろに漸く就寝、翌日は5時半に起きる為、どうしてもこれぐらいの睡眠時間になってしまう。老母はコルセットを嵌めており、漸く一人で風呂とトイレぐらいは出来るようになったばかりだ。

まだ堪えられるが、これが更に悪化し、ヘソから下の始末までせざるを得ないようになると、3時間、2時間半という睡眠時間になってしまう。まだ余力があるうちに申し込んだ。申し込みは15分で呆気なく終わった。事務的に「後日ケアマネジャーに連絡させます。」と言われ、拍子抜けしたものだが、さて、後日老母にはどう説明するか・・・。何しろ団塊世代ぐらいまでは他人の世話になる事を潔しとしない人たちが多いのだ。

まあ、通らない可能性だってあるのだから、その時はその時だと考えることにし、出発した。

★ケアマネさんから連絡が届き、後日三者面談となりました。ご心配をおかけいたしました。★

■小手調べ■

市役所の先は多摩川である。多摩川でR16の橋を渡り、滝山の切通しを進む。落ち葉が凄い。まるで山吹色のじゅうたんのようだ。しかし錦秋の美しさにあまり感心している場合ではない。このじゅうたんで、路面状況が非常につかみにくい。場合によっては凹凸があって、そこにハマり、転倒する場合もあるので注意が必要だ。

どうにか八王子の自動車検査登録事務所(注・ここで「八王子ナンバー」を作れる)前の信号まで着けた。調整した自転車で試しにダンシング(立ち漕ぎ)をしてみた。この程度の坂であれば、やらなくてもクリアは出来る。そもそも流行りの「前乗り」ではなく、私は「後ろ乗り」でギアを細かくチョイスすることでクリアしている。後ろ乗りの利点は前乗りほど加速は出ないが、同じ速度でいつまでも巡航出来、楊腰筋が鍛えられ、ヘルニア予防になる点である。

大体30漕ぎしたら、腰を下ろし、ギアの選択が間違っていないか、間違っていたらチェンジし、更にダンシングが必要か検討、必要であれば、また30漕ぎ。これを繰り返す。なので結構立ち漕ぎしつつも休める。所謂「休むダンシング」はなかなか難しいが、自分の場合はこのような感じだ。

切通を下るとR16とはお別れ。二段階右折で滝山街道を西に進む。ここはダンプやトラックが多いので、対面通行の都道ながら、平均時速25kmは要求される。シフトチェンジがスムーズになったことで、加速も力づくで進む必要はなくなった。まあ、以前だって、「たかがクロスバイクですから。」という態度を崩してはいないが。以前は4速→3速に引っかかる際は一度4か5速に戻し、リトライするといった事をしていたものだ。

ここまでの平均時速は22.1km/h。市街地にしては頑張り過ぎか。切通しの上りで失速しなかったことが大きいと思った。

■新型コロナウイルス禍を逆手に取った道の駅滝山■

最初のコンビニの先の細い路地を左折し、すれ違いが出来ないほど狭い橋の谷地川を渡ると、東京都でたったひとつの道の駅、道の駅滝山に出る。市役所でプレッシャーがあったのか、久しぶりに用を足した。

平日だというのに、旗振り必須の施設だ。新型コロナウイルス禍以前はこのようなことは土日祭日以外はなかった。が、それでも東京都にひとつしかない事もあり、年間売上高は推定で10億円(HCI;日本ホームセンター研究所の調査による)。しかし今はもっと大きいはずだ。

特に当の埼玉県民ですら、困惑させた大野埼玉県知事の新型コロナウイルス禍における、「都民は来るな」というご発言。あれを見て、まともな都民であればあるほど、あれが埼玉県民の「総意」だと解釈したようで、行き場の無くなった都民はここに大挙して押し寄せ、現在も混雑は続いている(注・写真;平日ですらこの混雑である)。

おかげでこの施設は大盛況。10億どころか、30億を下回る事はないだろう。

まさに大野埼玉県知事のご発言さまさまなのだ。

但し道の駅滝山が売上を伸ばせるのも今のうちかもしれない。というのも、既にこの道の駅からひよどり山トンネルに掛けてある丘にイオンが出来る事が決まっている。今までは東京都、八王子市の土地が斑に入り組んでいて、用地整備に手間取ったが、ここへ来て調整がほぼ完了し、開発に着手出来る見通しとなったからだ。

この間、道の駅が売上を伸ばした。

そういった特殊な事情があった。そもそも一店舗だけで年商10億円以上の施設といえば、地方では売り場面積千坪以上の商業施設になる規模だ。イオンがどのような業態になるのか不明だ。しかしSuc(スーパーセンター)であれば、他の商業施設のことなんぞ頓着はしまい。

どう共存していくのか、道の駅は考えておくべきかもしれない。

■ひよどり山トンネルでバイクライトの点検■

その先は南多摩きってのゲキサカ地帯(注・13パーミル以上の坂を指す)だが、その下をひよどり山トンネルがある。そこを久しぶりに走るが、車道は自転車通行禁止で、歩行者優先で歩道は走っても良い事になっている。

先ほど道の駅で用を足した際に、バイクライト(自転車用のランプ)を前後に取り付けた。最近使っていないので、こちらの調子も見たかった。バイクライトは猫目(キャッツアイ)のエコノムフォース・HL-EL540である。イマドキはUSBでバッテリー式が主流だが、こちらは乾電池式である(勿論、エネループのご使用可)。

バッテリー式と乾電池式は一長一短。

バッテリー式は確かに軽いものの、いざバッテリー切れが発生した場合、どこかの施設に寄らない限り、充電が出来ない。一方、乾電池式は切れて点灯しなくなっても、最悪応急処置として、コンビニなり、ドラッグストアに駆け込み、電池を購入してセットすれば良い。但し、その分どうしても重たくなる。

HL-540の良さは光がワイドだが、遠くまでは変にまぶしくないことだ。光の単位にカンデラとルーメンスがあり、光の帯を示すルーメンスは大したことが無く、170lmしかない。だがカンデラは大きく、4000カンデラ。この点、クルマ、バイクに変に対抗せず、視認して貰えれば良いという性格なのが窺える。乾電池式のバイクライトでは最も明るい部類になるのは間違いない。

既に購入から5年になるが、光の加減も正常だった。乾電池式ゆえ重たいものの、慣れてしまえばどうということはないというレベル。こちらも長いお付き合いとなりそうである。

■リバーサイド■

トンネルを抜け、八王子郵便局の本局を通過、浅川大橋を渡り、ひたすら進むとJR八王子駅だが、ここでお別れし、市街地を西に向かって進むことに。大和田暁通りという看板があった。暁橋交差点を左折、浅川を渡らずに暫く北岸のサイクリングロードを走る。

最初の川の分岐が川口川である。この分岐に沿い、川口川南岸を上流に向かって走る。ところどころ、都道を横断する箇所はあるものの、のんびりとした市街地になっていく。小川に金網、どことなく境川に似ている。そもそも八王子市は宿場町だったこともあり、この周辺も最近ありがちの高いマンションは無い。

八王子といえば「銀杏並木」を想像される方は多いかもしれない。確かに高尾周辺はだいぶ山吹色になって来た。しかしこの日は川口川沿いはところどころまだ染まっていない箇所がある。中流の同市楢原町まで来てもそれは変わらず。尤も八王子市は面積も広く、丘陵が幾つかあり、そこで気候がだいぶ分かれている。高尾周辺と北八王子(JR八高線の駅)とでは気候がかなり異なる。矢張り高尾周辺の方が寒く、気候が進んでいる感じだ。

都道46号(街道名不明)を横断すると、更に景色は田園と住宅ばかりになっていく。2019年の台風15、19号の風水害後、河川の改修工事が進められていたが、漸く8分ほど完成し、一部はだいぶ自然の景色と馴染んでいるのは好印象である。

田園地帯の生活道路を進むと、お寺が見えて来た。安養寺である。

最後まで御覧頂きまして、ありがとうございました。

(続く)
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