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2022年10月30日05:34

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神宮スズメの独り言2022秋〜50〜最終戦

こんな勝ち方もあるのかと思った。東京六大学野球の第8週。今日は立教対明治の最終カードの1回戦。これまでの明治はチーム打率が310と打力で圧倒してきた。奪った得点は64。トップは慶應の68だが、慶應の方が2試合多い。

その明治は初回から得点する。

立教の先発はドラフト1位の荘司君。明治の先頭打者はドラフト2位の村松君。いきなりのプロ入り選手同士の対戦だ。ここで村松君は四球で出塁。しかし飯森君の送りバントはフライアウトとなる。3番打者は宗山君。ここで荘司君が連続ワイルドピッチで明治は1死3塁のチャンス。

立教の内野陣は極端な前進守備を敷いた。まだ1回なのに1点もやらない守備かと首をかしげたが、それが的中する。宗山君の打球は三遊間の後方にふらふらと上がったフライ。これをレフトの宮崎君は必死に前進してきてダイビングキャッチを試みるが打球はその前に落ちた。3塁走者は当然ホームイン。宗山君は2塁に達した。

この打球は本来なら簡単なショートフライだ。1死3塁だったからこその2塁打。いや1死3塁でもまだ初回だからと前進守備を敷かなければ起こらなかった失点シーンだった。もちろんその前にあった2つのワイルドピッチが致命的ではあったが・・・・

しかし、それこそまだ1回。試合は始まったばかりだ。だが、結局試合はこれで決まった。明治の先発は3年生の村田君。2019年のセンバツ。春日部共栄のエースとして久しぶりに甲子園に導いた村田君。今や3年生にして明治のエースである。そして今日の相手はドラフト1位指名を受けた荘司君。

荘司君はその後明治打線を押さえた。荘司君は7回を投げてあの宗山君のポテン2塁打1本、1失点に抑えた。8回からリリーフした宮君も三者凡退に取った。

しかし、立教は村田君から初回に2安打を放ちながら無失点に押さえられると2回も2つの四球でチャンスを作るも得点には至らない。そしてその後は1安打を放ったがチャンスらしい攻撃はできなかった。

立教は初回に荘司君が打たれた宗山君のポテンタイムリー2塁打の一本だけで1−0で敗れた。

ドラフトが終わった後の試合だ。優勝争いも限定されてきている。もう優勝の可能性があるのは早慶明の3校のみ。立教に優勝はない。だからこそ怖いのが学生野球だ。優勝の可能性がないから全くやる気がないのか。そんなことは絶対にない。

最後は勝って終わりたい。当たり前の話だ。プロじゃない。

この試合を見ていて思った。先週の東大と法政の試合を見ても思ったことだ。秋のリーグ戦は惜別のリーグ。4年生が去り、有望な選手たちはプロや社会人に進む。だからこそこれで野球をやめる選手たちの戦いでもある。

立教は2年生の戸丸君を捕手に起用し、4年生の佐藤君を9番3塁手で使った。それぞれの思いがある最終戦だ。そこで立教はプロ1位指名の荘司君が7回1安打1失点。継投した宮君も3者凡退にとった。だが・・・

初回に先頭打者に四球。そしてワイルドピッチ、ワイルドピッチで1死3塁からポテンヒットで1失点。

プロからすればそんなことなどどうでもいいことだろう。立教が勝とうが負けようがどうでもいいのだから・・・

だが・・・

荘司君が打たれたのなら仕方がない。ワイルドピッチもこの日の捕手に入ったのが2年生の戸丸君だったということもあるのだろうか。ただ、この試合は明治の優勝の可能性があるとは言え、あまりそれを感じなかった。

このカードで六大学野球を終える両チーム。その両校がともにそれらしさが見えなかったのは最終戦独特のものだったように感じた。



2022年10月29日 東京六大学野球 第8週1回戦(於 明治神宮野球場)
立教
000 000 000 = 0
100 000 000 = 1
明治

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