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2022年10月08日19:44

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神宮スズメの独り言2022秋〜30〜苦悩する法政

3カードを終えて勝ち点は0。これまで1勝6敗の法政は優勝がないどころか現時点では東大と勝ち点、勝率ともに並んでいる。今日の慶應戦を終えると最終カードは東大戦だ。その前に法政としては絶対に勝ち点がほしい。その意気込みが感じられた法政の立ち上がりだった。

法政の先発は尾崎君。慶應は増居君という両エース。3回までは両投手とも無安打に押さえる。尾崎君は2つの四球を出していたが増居君はパーフェクトだった。

しかし最初の安打を放ったのは4回、法政の主将斎藤大輝君。しかし盗塁で刺されて結局3人で終わる。5回を終わって0−0。増居君は1安打。尾崎君は3四球ながら無安打で三振も6個奪っていた。

これまで互いに5試合に登板し29回1/3の増居君と22回2/3の尾崎君は今季の六大学の登板イニングはずば抜けて多いが防御率は増居君が0.92。尾崎君は6.75だった。

尾崎君はいつもいい立ち上がりを見せるが早いイニングで突然崩れるのがこれまでのパターン。だが今日は力がみなぎっていた。今季はこれまでリーグトップのチーム打率を誇っていた慶應打線を5回まで無安打だったのだから。東大戦であれだけ打ち込んだ慶應も次第に焦りが出てくる。

そして6回、法政はこの日初めての四球と2本目の安打で無死1・2塁と絶好のチャンスを作る。これまで法政のエースの意地を見せて頑張ってきた尾崎君に援護射撃をしたいところだ。その尾崎君は見事に送りバントを決めて打順は1番に還る。しかし法政は空振り三振と内野ゴロで得点のチャンスを逃した。

試合が動くということはそういうことなのか。その裏の慶應は1死から下山君が四球で出ると廣瀬君がチーム初安打を放つ。ここで尾崎君は連続四球で押し出し、さらに古川君には初球をスクイズされ2点を奪われた。廣瀬君に初安打を浴びた時に加藤監督はすぐさまマウンドに行って一息入れたが、それでも崩れてしまった尾崎君。しかし7回は三者凡退に打ち取って試合を壊さなかった。

だが、8回。1死から廣瀬君にこの日2本目の安打を浴びると続く萩尾君にレフトスタンドに叩き込まれた。尾崎君がここまでで打たれた安打は3本だった。それで4−0だ。さらに2本の長短打を浴びて1点を追加され尾崎君はマウンドを降りた。

6回に初安打を打たれて3四球とスクイズで2点を失い、2本目の安打に続いて3本目の安打が本塁打となってさらに2点を奪われた尾崎君。さらにその後の2本の長短打で1点を追加された。今季の法政を象徴しているような試合だった。相手投手に負けないくらいのいい投球をしながら味方の援護がないまま崩れてしまう。尾崎君は投手成績こそ良くないが球場で見ている限りはそんなに打たれているという感覚はない。むしろエースの先発投手らしく試合途中までは圧倒して投げているイメージだ。

だが、急に崩れる。それも急に打たれるのではなく急に制球が定まらなくなる。これが今季の尾崎君のイメージだった。だが、彼は3年生。そして彼に続く投手陣は篠木君、吉鶴君など2年生だ。打撃陣は奮起しなければなかなか勝利には結びつかないが、打てないのが今季の法政。結局今日は慶應の増居君に2安打1四球。残塁2で完封された。チーム打率はこれで東大より下回った。

投手戦としては序盤は慶應を圧倒しながら勝利からは見放された法政。明日の先発は誰だろうか。

今季は押さえで行くと明言しながらも前回失敗した篠木君の再度の先発だろうか。普通なら吉鶴君だと思うが今日は最後にリリーフしている。まさか、もう投手登録をしていない野尻君の緊急登板か。みんな木更津総合出身だ。法政の木更津総合軍団が明日の試合の鍵を握っているのかもしれない。



2022年10月8日 東京六大学野球秋季リーグ戦 第5週1回戦(於 明治神宮野球場)
法政
000 000 000 = 0
000 002 03x = 5
慶應義塾

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