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2022年08月25日20:59

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デエビゴと昭和4年の『標準漢和大字典』

 昨夜の24時半、新たに処方してもらった睡眠薬「デエビゴ」(5ミリ)を服用してみた。毒薬とは違ってすぐには効かないだろうから、しばらくの間、タブレット端末で雑誌を読んでいたら20分後……いきなり目眩がしたかと思うくらいに薬が効いてきたので、慌ててベッドに入る。その数分後には眠っていたようだ。
 珍しく中途覚醒はなく、朝の7時半までぐっすりと眠れた。それはよかったのだが、ロフトベッドの階段を下りる時も身体がふわふわしていて、頭は半分眠っているような状態。つまり薬効がまだ消えていない。
 珈琲を飲んで朝刊を読んで、朝ごはんを食べたところでもまだ1割くらい体自体に眠気が残っていて、パソコンをオンにしてもキーボードの打ち間違いが多かった。私の場合、5ミリの錠剤を割って3ミリくらい服むのがいいのか。今夜はとにかく減らしてみるつもり。
 
 本日は涼しい也。Tシャツだと寒いくらいだったので長袖Tシャツに着替え、昼過ぎに散歩がてら図書館へ。何冊か気になる本が図書館にあったので。
 図書館に行く前、先日整理した郵便物の中で気になる手紙と豆本があって、もう一度読み直したあと、ネットで調べたりした。豆本が同封された手紙を受け取った際、ちゃんとその人と向きあって読んだのだろうか? 往々にして私は心が急いているとき、軽く受け止めてしまう悪癖がある。悪癖というより、人間性の問題であろう。
 今日は図書館の文学コーナーに設置されているミニテーブル&椅子に空きがあったので、1時間ほど本を斜め読みすることが出来た。
 さらに雑誌棚から「週刊金曜日」を引き出し、「憲法に自衛隊が明記されると徴兵制が合憲になりうる」という伊藤真弁護士インタビュー記事を読んだりして、さらに20分くらい図書館にいた。
 帰り際、リサイクル本が並んでいる長机をチラ見したら、茶色に色褪せた分厚い本があったので見に行った。
 昭和4年刊の『標準漢和大字典』という漢和辞典で、3千頁を超える分厚さ。発行元は東京神田錦町にある「博多成象堂」という版元さんだった。「広辞苑」より分厚い。ひょっとしてわが家の中にこのページ数を超える本なんてないかもしれない。
 ずっしりと重い。幸い、生成りの布製ショルダーで来ていたので、バッグに入った。
 うちに戻ってこの漢和辞典をネットで調べたのだが、ほとんど情報は得られなかった。「日本の古本屋」サイトにわずか1冊、売られていた、5千円! 
 しばらくの間、この超古めかしい漢和辞典をアト・ランダムに開いて、楽しめた。
 ひとから見たら屑にしか映らないだろうが、私にとって自分の母親よりも歴史のある本というのは貴重なものだ。年月を経て今尚、自分の感性と近しい本(辞典だが)を手に入れることができたのだから、今日もラッキーな一日となった。
 
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