昨日は日記を書く気がどうしても起きなかった。
<三遊亭円楽6カ月半ぶり高座復帰に涙 予定超える30分「みっともなくても死ぬまでやります」>
<三遊亭円楽、高次脳機能障害を告白 短期記憶に障害も「昔覚えた落語は忘れてない」>
https://news.yahoo.co.jp/articles/2181705b7805aeda70f14559a9c03db6728cd081
エンタメ系のテレビ番組を見ない上に、落語はたまにYouTubeでという程度なので、円楽さんの動向はほぼ知らなかった。彼が闘病(肺がん、さらに脳梗塞)されていることは毎日ネットで読んでる日刊スポーツ紙の見出しで知ってはいた。そう言えば、2016年にFRIDAYによる不倫報道があった時、ひとを食ったユーモアと毒舌のお笑い記者会見をテレビニュースでちら見したことはあったな。あれから6年が経っていたんだね。
私よりかなり年上だが、若々しく見える二枚目なので、自分のなかでは同世代人だった。
昨夕、iPhoneのYahoo!ニュースで闘病後に初めて公の席に出た、という記事を読み、試しにYouTubeで検索してみたら、高座の一部と記者会見がアップされていたので30分近く見てしまった。
「笑点」や歌麿さんを引き合いに出して、持ち前の毒舌を吐いていらっしゃる様子や、今後の落語家活動に対して意欲的な姿勢を見てると、複雑な感情が湧いた。
(つい目を逸らしたくなるくらいに)痛々しい。
(見習いたいほどに)立派である。
(我が事のように)哀しい。
マラソンランナー瀬古選手を形態模写して笑わせていた印象が強い。だから円楽さん像は私のなかで30歳40歳代だった。そんな馬鹿なことがあるわけないが。
ニュースによると、復帰した高座の演目は「猫の皿」だったそうだ。YouTubeには、まだ50代とおぼしき頃の「猫の皿」があがっていたので、おしまいまで聞いてみた。
愛しい、というしかない感情が湧いた。
私は身体中悪いとこだらけだが、クルマに乗れるし、パソコンのキーを素速く叩けるし、灯油18リットルを片手でぶら下げて山を登ることも出来る。が、いずれは病いに倒れ、介助なしでは日常生活を送ることが出来ないようになるだろう。
人生は有限である、ということを痛いほど思い知らされ、無常感で落ち込んだ。
本日12日。
朝、メールチェックをしたあと、原付バイクで隣町までマスクを買いに行った。鎌倉市内は県内外のクルマでどこもかしこも渋滞で、たとえ原付であっても、ささっと進むことは出来ない。
先週末、詩人の墓参りをした際、ご遺族の娘さんから私が着けていた花柄の不織布マスクを褒められ、「不織布でそんなオシャレ柄があるとは!」と言われたので、それがたとえお世辞だったとしても、もっともっとオシャレ感のあるマスクを買って贈ってあげよう、と思ったのだった。
なんとかマスク専門店までたどり着いて買った。暑いので、早くうちに帰りたい。鶴岡八幡宮周辺の鎌倉街道が大渋滞をしていることを往きに見ているので、大回りルートでバイクを走らせた。お金はともかく、時間をかけた買い物になったな。
帰宅後、簡単なランチを済ませ、マスクを発送しに郵便局へ。
これから雨が降るのかな。
今夜、そして台風襲来の明日は、おとなしく仕事と読書に専心しよう。
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