mixiユーザー(id:22004800)

2022年05月24日22:19

21 view

2022書評197(2022年度139冊目)

「ななみの海」 朝比奈あすか、双葉社。

図書館で予約して読みました。

青いな〜、ちょっと肩入れできないな〜、と思いながら読んでいたんですが、読み進めるにつれて、いい意味で主人公が大人になっていくのが伝わってきて、読み終わって、これはひょっとしたら来年の本屋大賞最終10作品にノミネートされるかも、って感じました。

ここでいう大人は、ある程度自分を殺して周りに合わせることも含んでの表現。主人公はいい大人になりたいのだが、私はいい大人=周りに好かれる、いい人生をおくれる、とあまり思っていない。

あくまでもいい大人は、自分と違ったとしても、若い世代から年配の方たちの考え方、生き方を理解、許容できる人だと思う。主人公は結果的に、色んな人達と同じ時代を生きたことで、心の余裕を得たんじゃないかな。

100点満点中70点。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する