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2022年05月22日22:08

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2022書評195

「貸しボート十三号」 横溝正史、角川文庫。

本日3冊目。

再読。

小学生の頃に江戸川乱歩、中学生の頃に赤川次郎、筒井康隆、西村京太郎、そして横溝正史。

この作品、復刊したので買ったんですが、多分数十年振りに再読です。だから3作品とも内容は全く覚えていませんでした。

三者三様、金田一耕助シリーズの良さが感じられる作品集。

最初の作品は地方が舞台で、お家柄とかを出しつつ、意外な真相で終わる。

表題作は2つの遺体が実は・・・という、真相に力を入れていたが、金田一耕助の推理より気がついたら解決していた感じ。

最後の作品はかなり異色。江戸川乱歩の作品みたいな作品で金田一さんが実質手を引く、後はよろしくっていう珍しいパターンです。

100点満点中70点。
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