mixiユーザー(id:58808945)

2022年01月25日22:08

99 view

ポタリストの記録・【2022年の初ライドは禅寺参拝とサイエンスライドヘ・その2】

■身体慣らし■

エアを6.5BARにしてスタート。ここのところ「黄金数」とまでは行かずとも、自分なりにその都度補充するのであれば、メーカー推奨ではなく、6.5BARが最も乗り心地が良いことに気付いた。

果たして15時までに帰宅出来るか定かではない上、インフルエンザよりも弱毒性のオミクロン株が蔓延していることもあり、感染予防と時間節約のため外食はせず、近所の24Hスーパーでおにぎりを購入し、コンビニで総菜等を求めれば良いと考えた。このおにぎりが以前に比べ、随分と小さくなったと感じる。まあそれでもお値段もひとつ68円と昭和の時代並なのだが。

R16の切通しを八王子方面に向かって進み、左入の交差点を二段階右折、滝山街道をあきる野方面に向かい、最初のFM(ファミリーマート)の先の信号を左折、生活道路を進むと道の駅の出られる。道の駅は相変わらずの混雑だ。働いている人たちには悪いが、「コロナ特需」ではないか。年商はコロナ前は10億円以上とのことだが、土日祭日はコロナ前のゴールデンウイーク並みなので、その倍は軽く超えているはずだ。

単に野菜が欲しいのであれば、あきる野ファーマーズの方がもっとお安いですよと云っておこう。

そこからはなだらかな坂で、ひよどり山トンネルを潜るため、だだっ広い信号の角で前後にライトを点灯する。トンネルは2つあり、最初のトンネルがR16号と中央道八王子IC、次が中央道と小宮公園の下である。小宮公園は舗装路では八王子市内きっての勾配で、2Lのトヨタ・コンフォートすらうんとこさ吹かさないと登れない難所だが、このトンネルが出来たおかげでそのような難所を越える必要はなく、本当にラクになった。

2つ目のトンネルの入り口に怪しげなボックスが見えた。どうも移動オービスを常設し、ランダムなタイミングで稼働しているようだ。ボックスを掛けて隠蔽しているようだが、明らかに移動オービスだ。道路公団(?)と思しき建物で嘗て料金所があった辺りと云えば分かって頂けるだろうか。

もし通る機会のある方は注意されたい。殆どが八王子市市街地方向で、時速70km以上のクルマ狙いだと思われるが。

トンネルを抜けると直ぐに八王子郵便局の本局になる。この交差点は続くので、二段階右折で渡り切った方がラク。

渡り切るとなだらかな坂を経て、浅川大橋を渡る。以前ほどローディー(ロードバイク乗り)たちがいない。寧ろNHKの「旅ラン」の影響か、格好いいいでたちでジョギングしている人達ばかりだ。

個人的には学生の時にバブルが弾けてしまったのもあるが、既にやっていた。漸く日本人も身の丈に合った日常の楽しみ方を覚えて来たということだろうか。尤も自分ごときは当時はジャージで走っていた。それが最もおカネが掛からなかったからだ。

止めた理由は疲れが翌々日に出始めるようになったことと、足への負担が半端ではないからだ。その点自転車は30km未満では大した運動にはならないものの、マラソンが足に過度な負担が来るのに対し、自転車の場合は足、腕、腰と3点で支えているため、平均時速25kmまでで、落車さえしなかったら、自転車は身体に優しいスポーツである。

大和田橋から土手沿いではなく、河原に近いところに降りることが出来る。途中までは舗装路だが、その先は礫ダートとなっている。このためローディー君たちは来ない。彼らは礫ダートを敬遠するからだ。

但し、最新のロードバイクは難なく小砂利の道は走れる。今やキャリパーブレーキのロードバイクは少数派となり、ディスクロードがメインとなった。タイヤも23C→25C→28Cと太くなっているため、パンクのリスクは下がっているからだ。

TREKのエモンダシリーズ、メリダのSCULTURA シリーズはまだ25Cのタイヤを履くモデルが多いが、フェルトのVRシリーズは30C、GIANT コンテンドARシリーズに至っては32Cだ。ディスクブレーキ車は制動力は格段に上がるものの、どうしても重たくなるが、それでも11kg弱であれば、28C以上は軽便なクロスバイクと同等なので、重量増をカバーして余りある走破性がある。

2019年の台風15、19号でここも大氾濫を起こし、改修をしていたが、漸く礫ダートながらも走れることが出来た。どこまで続いているのか行けるところまで行ってみることに。

ダート路は八王子バイパスの新浅川橋まで続いていた。そこで土手のサイクリングロードに行き、戻るような形で八王子バイパスに入る。JR中央線のアンダーパスを潜る。八王子バイパスには確かに自転車が車道を走れない区間が幾つかあるものの、この区域は交通法上では車道を走るべきなのだが、以前八王子警察と思しき婦人警官から危ないからなるべく歩道を走るように忠告されてしまったので、それ以降大人しくだだった広い歩道を走っている。

この先は丘陵が立ちはだかる。御殿峠だが、そこは行かず、北野町の市街地を抜け、JR横浜線、京王線の高架橋を潜って湯殿川に出る。川沿いの道を進み、R16(旧道)を渡ると傾斜を増していく。ここでも「旅ラン」の影響か、ジョギングをしている人達と何人もすれ違った。

裏御殿峠の坂を上がる。矢張りというか、フロントは低いギアに頼っていることから、年末年始仕事詰めで運動不足だったのがよく分かった。幸い、峠道ではあるものの、路面凍結はしていなかった。

相原交差点を渡り、小川を渡ると神奈川県となる。この川は境川と云い、小川とはいえ一級河川であり、文字通り武蔵と相模を分けていた川である。

この川沿いの道はひたすら南下していくと、町田駅前、大和、藤沢市街地を経由して、江ノ島に行くことも出来る。流石に自宅には寝たきり同然の母親がいるため、そんな余裕はないが、そのようなルートも可能ということで、ローディー君たちが大勢いるときもある。が、この日は全く出くわさないので、見通しの悪い部分に注意しつつ、町田駅方面に向かって進む。

もしローディー君たちが多ければやり過ごすか、橋本駅から久保ヶ谷戸通りを進み、寿橋から行くつもりでいた。

馬場交差点付近の高橋(たかばし)から先は先ほどの浅川沿いの小砂利のダートはMTBでないとパンクが必至な悪路のため、一度坂を駆け上がり、相模原市内の米軍弾薬庫沿いの道を走る。横田基地に見慣れた私にはなじみの光景だが、初めて来た方は驚かれるかもしれない。

クリエイトの先の住宅地を下り、再度境川サイクリングロードに復帰した。矢張り生活道路なのだろう、すれ違いも厄介な場所だと思うが、境川に掛かる共和橋は町田からも相模原からも往来はそれなりにある。ここから暫し走らせ、中根橋を渡り、対岸の町田市のミニストップでスモークチキンを購入した。勿論感染対策のため、現金主義の私でもカード支払いだ。

本来参拝前の食事は無作法なのだが、寝たきり同然の老母のケアを考えたら、このコンビニ前の公園のベンチで頂くしか場所がないため、そこで摂ることにした。ベンチはゆとり世代と思しき親子でいっぱいだった。

相変わらず学生気分が抜けきっていないのか、遠くで子どもたちと遊んでいるにも拘わらず、日当たりの好いベンチに自転車やブルゾン、荷物を置き、分捕ったことをアピールしている。(笑)

このご時世で不用心過ぎやしないだろうか。中に何も金目のものが入っていなければ良いのだがと余計なお世話ながら心配したくもなる。

所詮土日の公園なんぞはこんなものだろうと思っていた私は日当たりの好くない、アオカビの生えたベンチにPE(ポリエチレン)のエコバックを敷き、おにぎりと先ほど購入したスモークチキンを頂いた。

コンビニのチキンはFMが一番だと思っていた私でもミニストのそれもなかなかのものだと思った。この中根橋のミニストップは欠品が少ない。以前東村山の正福寺を見学した際、途中東大和のミニストップに行ったが、ここは欠品だらけの上、クレジットカードも端末の清掃もまともなしていないらしく、ろくに読み取れない。何というひどい店だ、これでよく時給千円も貰っているなと呆れたものだったが、ここは対照的に大したものだ。

小売業は身内に好い顔をしようとしたら、お客さんに好い顔は出来ない。逆もまた然りで、トレードオフの関係にある。そのことを嫌というほど骨身に沁みた商品管理に喧しい店長がいると思われる。

このような店こそ、客にとって良い店というべきだろう。

公園の中央にはどんど焼きの準備中だった。自分が食事を摂っている際、大事そうに袋を手に地域の人達が訪れ、中央の山に袋ごと置いていく。ただタイミングとして、ちょっと遅い気がするので、ひょっとするとこの地域は「二十日正月」なのかもしれない。それならば頷ける。鏡開きの時期にどんど焼きであれば、既に火をつければ出来るところまで出来ていたはずだ。

中根橋は対岸(神奈川県側)は工事中なので、この区間は東京側を走る。忠生通りに来るとだいぶサイクリングロードもしっかりと舗装されて来るのだが、ここでお別れ。押しボタン式の信号を渡り、再度神奈川県側に渡り、最初の信号を左折する。のどかな相模の田園地帯が広がる。ただ道は狭い上に3ナンバー幅のクルマが土日祭日は無神経にドヤ顔で道の真ん中を走っているので、注意が必要である。

無事に着くことが出来て良かった。その点を参拝時に感謝し、見学することにしよう。

最後まで御覧頂きまして、ありがとうございました。次回は当地のひとつ、龍像寺です。その際、令和戦国時代を生きる我々にも大変興味深い、寺の過去帳にはないもうひとつの縁起を紹介致します。

(続く)



6 7

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する