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2021年12月15日13:26

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トヨタ博物館

この週末、プレミアム・シアターで、スコティッシュ・バレエの「雪の女王」を放映する。
https://www.nhk.jp/p/premium/ts/MRQZZMYKMW/blog/bl/p1EGmp948z/bp/pzgZYqZ3J0/

スコティッシュ・バレエは、1950年代に誕生した英国(スコットランド)のバレエ団で、立ち上げ当初は良くも悪くも斬新な演出の作品で注目を集めたようだが、営業上の都合(笑)で普通の古典作品にも手を出すようになり、その毒気も薄まっていったという。

残念ながら日本での知名度はほぼ無いに等しく、私も観たことはなかったので、2015年の来日公演を楽しみにしていたが、公演直前、「諸事情」という具体的な理由は一切無しに突如中止になった。招聘元のキョードーも積極的にPRしていなかったから、チケット売れなかったんだな。(笑) でもならなぜ招こうとしたのだろう。

感染力がデルタの4倍というオミクロン株のニュースに押され気味だが、世界中でデルタ株の感染が再拡大し、重症者の数も増えている。

ただまあコロナは飛沫感染症だから、適切な材質のマスクを適切に着用すれば飛沫の拡散はかなり抑えられるし、ワクチンを打てば体内のウイルス量も減るのでウイルスの拡散量はさらに低下する。ワクチンの接種率が低かったり、マスク着用者が圧倒的に少ない欧米の様子がそれを裏付けている。

愛知県のトヨタ博物館で、
https://toyota-automobile-museum.jp
こんな企画展をやっている。
https://toyota-automobile-museum.jp/news/detail/3860.html

当初はコロナも落ち着いていることを期待して、年が明けてから行ってみるつもりだったが、この調子だとどうなるかわからないし、リフレッシュした爺さんと走るのが楽しくてしかたがないので、混んでいたら長距離ドライブと割り切って入館を諦めることを前提に、ちょっと覗いてみることにした。

博物館は楕円形をした3階建ての「クルマ館」と、同じく3階建ての四角い「文化館」から成り、「クルマ館」には人力車からハイブリッドカーまで古今欧米日本のクルマ約140台が時代別に展示されている。個々のクルマには簡単ではあるが誕生した時代背景や技術的特徴などの要点を的確に押さえた解説が付けられ、順路に従って歩くとクルマの発達史がわかるという仕組み。もちろん、写真は撮り放題。

展示車両は、クルマの歴史を語る上で外せない外国車は当然として、新旧の国産車はトヨタ製にこだわっていないところに、トヨタという企業の懐の深さを感じた。今期でF1から撤退するホンダが、先日のレースで有終の美を飾ったところ、トヨタ広報がツイッターで「おめでとう」とつぶやきニュースになったが、トヨタにとって国内の同業他社はライバルである以前に同じクルマ好きなんだ、と感じさせる逸話にちょっとほっこりした。(笑)

もうひとつの建物は、1階がショップやカフェ、多目的ホール、3階は自動車関連書籍の図書館とされ(マンガもある。(笑))、2階に今回の来訪目的である企画展室と、クルマ文化資料室がある。資料室は、壁にパネルでクルマの歴史を綴るところはいかにもな感じだが、数百台のミニカーを歴史順に並べ、おもちゃやプラモデル、クルマの登場する特撮ものやマンガ関連のものまで展示して、子供たちにも興味を持ってもらえるようにしている。

今回の企画展は「激走!! 2.5次元 ヴゥオオーン!! WRC 日本車挑戦の軌跡」。

世界ラリー選手権(World Rally Championship、WRC)が国際格式のレースとして開催されるようになったのは1973年だから、半世紀というにはちょっと早いが、トヨタはF1に浮気したこともあったけれど、基本的には「市販車で公道を走るラリー」を昔から重視してきたし、今期はドライバー/コドライバー、マニュファクチャラー(メーカー)の三大タイトルを制覇、来期からはいよいよハイブリッド・マシンが投入される新時代を迎えるので、過去のまとめをしたかったのだろう。

展示場はクルマを20台も並べれば一杯のスペースだが、トヨタ歴代のラリーカーだけでなく、ここにもライバルである三菱、スバル、ニッサンなどのラリー・マシンが並べられていた。ニッサンのサファリ・ラリー優勝車は、よくこんな状態で完走できたものだと驚くほどボロボロだが、その錆びた車体にはしばし見入ってしまった。

それにしても、企画展のタイトル、なぜこんなダサいのにしたのだろうと不思議に思っていたが、これがやりたかったようだ。(笑)

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