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2021年12月09日08:21

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プリウス

高齢運転者の自動車事故ニュースが流れると、必ず沸いてくるのがプリウスを叩く連中。事故を起こした車は他社のクルマでも執拗になじってくる。

WRCはトヨタを応援しているが、スーパーGTは師匠が操るホンダのファンだし、うちの爺さんもトヨタ製ではないから、トヨタを擁護したいわけではない。知りたいのは真実のみ。プリウスは本当に危険なのか? 百聞は一見に如かず、トヨタの販売店に行ってみた。

うちの爺さんを見て、ベテランの店員はすぐに冷やかしとわかったのだろう、一応笑顔で迎えてはくれたが、割り当てられた担当者は入社したばかりの若者だった。(笑)

まだ心が汚れていない彼は、シンプルに「爺さんに乗っている=スポーティな車に興味がある人=発売されたばかりの新型86を見にきた」と解釈し、ぴかぴかの展示車両のところへ案内してくれた。

せっかくなのでひととおり触らせてもらい、写真も撮ってから「プリウスを見せて」と言うと、おもいきり顔に「?」マークを浮かべつつバックヤードに引っ込む。ところが興奮した面持ちで、すぐに小走りで戻ってきた。

「お客さん! 86とGRヤリスの試乗車があります!」

ディーラーで試乗したことのある人はご存知と思うが、車種によっては試乗車の数が限られているので、事前に予約して他店舗から取り寄せなければならない。86もGRヤリスも一般受けする車ではないから生産数は比較的少なく、当然試乗車も少ないので、それらが一店舗に集中しているのは珍しいのだという。予約した人の時間にはまだ間があるというので、遠慮なくいじらせてもらうことにした。

GRヤリスは、汎用型のヤリスにモータースポーツ向けのパーツをメーカー自ら装着したもので、今年ラリーの世界選手権を制覇したヤリスのベースモデルではないが(一世代新しい)、86よりは興味があった。引き締まった足回りにその片鱗を感じたが、ハイエンドモデルではないからパワフルさはない。ただしパドルシフトのセミATは小気味よく機能する。

余談だが、ヤリス、日本では欧州ほど人気はないそうで、買った人もアクアに乗り換えてしまうという(そんな内情、言っていいのか。(笑))。よさげな車なのになんでかなと思ったが、後席に座って理由がわかったような気がした。

コンパクトカーには、小柄な車体にもかかわらず、家族4人+荷物を積載できることが求められるが、ヤリスは後席が狭いのだ。しかもデザイン重視で後方上部のラインが下げられているので、大人だと頭が天井についてしまう。乗員4人の内訳が大人と子供2人ずつならともかく、高齢化の進んでいる日本では大人4人が乗るケースも多いのではないだろうか。

86の後席はさらに狭く、事実上子供専用席だが、そもそも家族4人で乗るような車ではないから、S660の助手席のように、後席はいざという時は人も座れる荷物室と割り切ってしまえば問題はない。排気量の増えた自然吸気エンジンは、爺さんほどではないが気持ちよく吹け、固めの足回りにショートストロークのシフトノブなどはいかにもスポーティな車のイメージだが、クラッチが妙に軽く、ストロークも多いように思う。

パワフルになったというエンジンも、回さないとその恩恵には与れず、街中では物足りない。せっかく6速あるのだから、ギア比をもう少しローギアード化した方が実用的だろう。いっそのこと7速セミATにした方が、この車は楽しめると思う。

そしてやっとお出ましのプリウス。(笑)

可もなく不可もなく、ナチュラルに乗れるのが、この車の特徴なのかもしれない。大人4人が楽に乗れ、荷物も積める。アクセルもブレーキもコントローラブルで、安いレンタカーによくある唐突感がない。そのアクセルとブレーキのペダル位置も、特に違和感はなかった。プリウスだから踏み間違えやすい、というような印象はない。

そもそもアクセルとブレーキ・ペダルが隣接しているのはMT時代の名残りで、右足一本で操作しなければならないから、「踏み換えやすい」よう、隣り合わせにしたわけだ。ということは、「踏み間違えやすい」配置とも言え、これはプリウスに限らず、すべての車にあてはまる。

アンチプリウス派がよく口にする独特のシフトレバーも、問題があるようには思えなかった。リバース、ニュートラル、ドライブが縦に並ぶのは他のAT車と基本同じだから、プリウスで入れ間違えるような人は何に乗っても間違えるだろう。

アンチ派が「特殊」「独特」と言うのは、下げて左に押す「B(ブレーキ)」モードのことだが、これは走行中、バッテリーが満充電にもかかわらず長い下り坂を走る時に使うもので、発進時には触らないものだ。

アンチ派は、おそらく実車を確認することなく出まかせをコピペしているだけなのだろう。またプリウスの事故が多く感じるのは、生産台数が多いからなのだろう。街中を走っていると、プリウスを見ないことはなく、周囲すべてプリウス、という時もある。(笑)

プリウスで事故るような者は、どの車に乗っても事故る、そもそもハンドルを握ってはいけない連中だ。免許というものは、取ったらおしまいではない。保持者がそのスキルを維持しているという証なのだから、車検のように定期的な実技試験を義務化すべきだろう。



■スーパーに乗用車突っ込む 女性3人搬送 熊本・八代
(朝日新聞デジタル - 12月08日 19:48)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6769868
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